ポルシェは、2012年10月度の販売台数が、前年同月比24.1パーセント増となる1万1,688台を記録したと発表した。また今年1~10月の合計販売台数も前年の同じ期間と比較して15.6パーセント増となる11万6,050台に達した。これに関し、ポルシェのセールス&マーケティング部門担当役員ベルンハルト・マイヤーは次のように述べている。
「10月におけるアメリカ大陸とアジアでの好調な売上げは、ヨーロッパでの買い控えを補って余りあるものでした。私たちは昨年1年間で販売したのと同じ台数を、わずか10カ月間で販売したことになります。このまま年末に向け好調な業績が期待できます」
今年は特に中国での販売が好調で、10月には前年同月比57.8パーセント増となる2,439台が納車されている。また、アメリカ大陸でも「911」、「カイエン」、「パナメーラ」、「ボクスター」、「ケイマン」といった車種に人気が集まっており、42.6パーセント増の3,764台の販売を達成。そのうち米国だけで前年同月比41.5パーセント増の3,211台を記録した。
ポルシェの各モデル中、最も多くの販売台数を誇っているのは「カイエン」だ。10月だけでも、前年同月比34.2パーセント増となる6,897台を販売している。また、911シリーズの新車販売台数も前年度を上回る30.8パーセント増の1,522台を記録。さらに「ボクスター」の販売台数も前年同月比で3倍以上となる1,149台に達している。