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2012年最終戦、その盛り上がりは？

マーク・ウェバー（レッドブル）は、一部の予想に反して2012年シーズンF1最終戦ブラジルGP（11月25日決勝）は大興奮の展開にはならないだろうとの予測を明かした。

ウェバーのチームメートであるセバスチャン・ベッテル（レッドブル）は、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）と激しいF1チャンピオン争いを繰り広げている。2戦を残した段階で2人の差は10ポイントとなっている。

しかし、ウェバーは『WA today（WAトゥデイ）』の取材に、「2人がコース上で互いの姿が見える位置を走らない可能性だってある。往々にして、そういうものじゃないかな」と話し、こう続けた。

「FAカップ（イングランドで行われるサッカーのカップ戦）やラグビーのグランドフィナーレみたいな感じかな。それほど盛り上がらないときもある」

確かに、フェラーリはチームの2012年型F2012を躍起になって開発しているが、先日フェラーリがスペインでテストしたアップグレードでは、それほど高い効果が得られなかったとのうわさもある。

チームメートであるアロンソのチャンピオン獲得を助ける意思を明確にしているフェリペ・マッサ（フェラーリ）ですら、今週末に行われるオースティンでのアメリカGP（11月18日決勝）で初代勝者になるのはレッドブルだと予想している。

「（舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは）新しいコースだし、僕の意見は間違っているかもしれない。だけど、シミュレーターでの感触からして、韓国やインドに近いように思うんだ」

「どちらも僕たちがそれなりに速く走れたサーキットだったけど、レッドブルはその2つのレースでものすごく強かった」と、マッサは母国ブラジルの報道陣に明かしている。