ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は2013年の単年契約は結んだが、2014年の契約を結ばなかった。これによってヒュルケンベルグはフェラーリ入りに向けての準備を進めているといううわさに拍車が掛かった。
ヒュルケンベルグは先日、現在所属しているフォース・インディアからザウバーへと来シーズン移籍することを発表した。これについて、一部関係者はステップアップではなく、単に脇道にそれただけだという見方をしている。しかし一方で、ヒュルケンベルグはフェラーリ製のエンジンを搭載しているザウバーで、自身の将来に向けた道を拓(ひら)こうとしていると見る関係者もいる。
実際に、マッサが2013年もフェラーリに残留することが決定するまでは、ヒュルケンベルグとフェラーリのつながりが指摘されていた。そして、フェラーリとの契約を更新したマッサだが、その期間はヒュルケンベルグとザウバーの契約期間と同じ1年限りだ。
「2014年に僕がどこへ行くかは教えられないよ」と、ヒュルケンベルグは『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルト・モートアシュポルト) 』に対して述べ、「F1はあっという間に状況が変わってしまうビジネスだからね」と付け加えた。
「長期的に見て、僕は表彰台を賭けて走りたいし、レースに勝ってF1のチャンピオンになりたいと思っている」
「それをどのチームと共に達成するかは、まだ分からないよ」