グロジャン「きっと大きな発見の旅になる」
ロータスのロメ・グロジャンが、テキサス州オースティンに新しく完成したサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるF1アメリカGP（11月18日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：アメリカについては、どんな経験がありますか？
グロジャン：アメリカには1度も行ったことがないんだ。ニューヨークにショッピングに行ったこともないよ！ いろいろな意味で新しい経験になるね。実は、カナダGPのあとで、ちょっと寄るつもりだったんだよ。でも結局、時間がなかった。きっと大きな発見の旅になると思う。新しい国、新しい文化、そしてもちろん、新しいサーキットだ。いつだって初めてのコースを経験するのは好きだよ。
Q：アメリカのモータースポーツについて、どんなことを知っていますか？
グロジャン：もちろんNASCARはすごく有名だ。あのファン全員のためにやっているショーから、学ぶことがあると思うよ。本当にすごいからね。インディ500もみんなが知っているイベントだ。オースティンで出会うファンも、ほかのイベントで目にしたように熱狂的だといいね。
Q：ロータスF1チームは、ジェローム（ダンブロシオ／サードドライバー）と一緒にサーキット・オブ・ジ・アメリカズに行きました。ジェロームは何か話していましたか？
グロジャン：ジェロームと話したから、どんな感じなのか少しは予想がつく。でも一番は、シミュレーションでコースを練習していることだよ。移動中は、簡単にゲームで遊ぶことができるから、それでも少しイメージをつかむことができる。あまり覚えやすいサーキットではないと思う。それから、やりがいのありそうな高速コーナーがいくつかある。1コーナーは間違いなく面白そうだね。
Q：シーズン終盤の9週間で、2連戦は今回が3回目で最後となり、その1つ目のレースです。消耗の激しいスケジュールですか？
グロジャン：いろいろな場所を旅しているから、大変だよ。ときには、朝ホテルで目を覚まして、今どの国にいるんだ?! って自分に聞かなきゃならないんだ。チーム全体がそうだよ。ドライバーからメカニック、エンジニア、ホスピタリティーのスタッフまで、全員だ。僕たちはみんな、シーズンが終わって一休みできるのを楽しみにしている。でも、まだ2つ大事なレースがある。さらにたくさんのポイントを加えられることを祈っている。
Q：前回のレースは、望み通りにはいきませんでしたね…。
グロジャン：僕にとっては最高の日じゃなかったけれど、チームにとっては、キミ（ライコネン／チームメート）が優勝して、素晴らしい日になった。待ち望んでいた優勝だ。チーム全体にとって信じられないような結果だよ。僕はかなりいい感じで走っていたから、たくさんポイントが獲得できる順位で終えられたかもしれないね。残念ながら、セルジオ（ペレス／ザウバー）は彼がやっていたバトルの最中にコースに戻ってきて、僕がいた場所を使いたがったんだ。僕にはどうしようもなかったよ。クルマを消すことなんてできないからね。セルジオはあの事故でペナルティーを受けたし、またセーフティカーが出ることになった。マーク（ウェバー／レッドブル）も巻き込まれたけれど、今回は僕に厳しいことは言わなかったよ。
Q：ようやく優勝できて、チームの喜びはどれほどだったでしょう？
グロジャン：チームにとって信じられないような結果だった。ずっと優勝のチャンスに逃げられてばかりという感じだったけれど、僕たちは努力を続けてきたから、頂点に立つのは最高のご褒美になったよ。キミは素晴らしい仕事をした。クルマは良かったし、勝てると予想していたレースではなかったのに、優勝できた。このまま、いい結果が続くといいね。まずはオースティンからだ。
