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F1アブダビGP予選でのベッテルのトラブルは給油装置が原因か

2012年11月10日(土)0:37 am

レッドブルにエンジンを供給しているルノーは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が前戦アブダビGPの予選結果が抹消され、ピットレーンからのスタートを強いられた原因として、給油装置の不具合に疑いの目を向けている。

現在のF1ルールでは、予選でタイムアタックを行った後は自力でピットまで戻ることがF1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって義務付けられている。そして、FIAはさらにピットに戻ってきたクルマからガソリン1リットルを抜き、それをサンプルとして提出することも規則としている。

しかし、アブダビGPで予選のアタックを終えたベッテルに、コース途中でクルマを止めるよう指示が出された。さらに、クルマには規定の1リットル以下のガソリンしか残っていなかったために、ルール違反に該当するとして、ベッテルの予選結果は抹消される事態となった。

レッドブルは、3日(土)の予選でベッテルに対してコース途中でクルマを停止させる指示を出したのはルノーであると明かしたうえで、この件関しての問題はルノーにあると指摘している。

FIAの検査官がサンプル用の規定ガソリン量をRB8(レッドブルの2012年仕様車)から検出することができなかったという報告を受けたレッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、予選に向けての(ガソリン量の)数字の判断を下したのはルノーであると主張している。

だが、ルノー・スポールのレミ・タフィンは、ルノーの過失ではないと考えているようだ。

「さらなる調査を行う必要がある」とタフィンはスペインの『AS(アス)』に語っている。

「数値の確認も行ったし、われわれが“ロボット”と呼んでいる給油装置も調べた。すると、どの数値も(燃料が)十分であると示していた」

「現在はレッドブルが、給油装置のチェックを行っている」

「われわれに関連する分野はすべて確認した。その結果、なんの問題も見つからなかった」とタフィンは締めくくっている。

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