レッドブルの モータースポーツアドバイザー兼ドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコは、先週末のF1アブダビGPでミスを連発する散々な走りでリタイアした上、事実上タイトル獲得の可能性も消えたマーク・ウェバー(レッドブル)をちくりと批判している。
2番手スタートだったウェバーはスタートに失敗し、順位をいくつか落としたあげく、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)と接触。このスピンからうまく立て直したものの、続いてフェリペ・マッサ(フェラーリ)との競り合いの中で再び接触してしまう。
さらにはセルジオ・ペレス(ザウバー)、ロメ・グロジャン(ロータス)、そしてポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)の3台による激しい順位争いに巻き込まれたウェバーはグロジャンと接触し、そのままレースをリタイアした。
マルコは『Bild(ビルト)』紙に対し、「1レースの中で、あれ以上ミスを起こすことは不可能だ」と述べた。
「マークにとってよい1日ではなかった」
「スタートはよくなかったし、3つの接触もいただけない」
「ノーポイントだなんて、コンストラクターズ選手権(チームランキング)にとって痛すぎる」
現に、レッドブルはアブダビGPでもっと多くのポイントを獲得していれば、コンストラクターズのタイトルを確定できていた可能性もある。