マニ-クールにF1フランスGPが戻ってくるかもしれないと、伝統のイベント再開を示唆(しさ)したF1のボス、バーニー・エクレストン。その発言には、注意が必要だ。
2008年を最後に中断したフランスGPは、現在ポール・リカールが2013年F1カレンダー復活を目指して働きかけを行なっている。ところが今週エクレストンは、次のように語っていた。「もしフランスでレースをするなら、マニ-クールだ」
これに対し、フランス出身の元F1ドライバーであるパトリック・タンベイは仏スポーツ専門局『RMC Sport(RMCスポール)』で、エクレストンの発言には「何か裏がある」と注意を呼びかけている。
単にマニ-クールの名前を上げて、エクレストンと交渉中のポール・リカールにプレッシャーを与えているだけかもしれないというのだ。
マニ-クールの責任者セルジュ・ソルニエールは、発言を控えている。
しかしマニ-クールに近い情報筋によると、同サーキットのF1招致運動はまだ続いているとのことだ。