HRTが、中国人ドライバーであるマ・チンホワを来季のレースドライバーとして起用することを決めたという報道を否定。今回の報道は中国メディアの勘違いであったようだ。
中国の各メディアは6日(火)、HRTが上海で記者会見を開き、マを来季のレースドライバーに起用することを発表したと報じた。しかし、その会見内容について中国メディアが誤解していたという。
今回の記者会見は、マが今季終盤にF1の公式セッションへ出走し、「F1デビュー」を果たしたことを祝うものであった。その中で、マを支援する中国系のスポンサーが感謝の言葉を述べ、HRT関係者が来季もマがHRTに所属すると話していた。
しかし、『上海日報』など複数の現地メディアは、HRTがマのレースドライバー起用を決めたと報道。その後、HRTも公式ウェブサイトで会見の模様を伝えたため、マの起用が世界的に報じられた。
だが、HRT関係者がヨーロッパのメディアに対し、レースドライバー起用を決めたわけではないとコメント。『上海日報』も、今ではF1のレースデビュー「間近」と表現が変わっている。
その後、来季のレースドライバーについては、マ本人もまだHRTが決断していないとのコメントを発表した。