ザウバーの小林可夢偉は、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1アブダビGP決勝を15番手からスタートし、スタート直後の混乱をうまく切り抜けて順位を上げると、その後も着実に順位を上げていった。終盤にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)に詰め寄られたものの、最終的にはマッサを引き離して6位入賞を果たした。
小林可夢偉
「とても大変なレースでした。8ポイントをチームのために獲得でき、本当にうれしいです。チーム部門のコンストラクターズ選手権で5位をかけて戦う残り2戦は、非常にワクワクするレースになるでしょう」
「今日は残念ながらクルマのパフォーマンスを最大限に駆使することができませんでした。ダウンシフト(ギアを落とすこと)に問題を抱えており、KERS(カーズ/運動エネルギー回生システム)を十分にチャージできず、加速を得られなかったんです。もしこの問題さえ起きなければ、今日のレースはうまくいっていたと思います。スタートもよかったですし、タイミング、レース戦略、そしてピットストップとチームは素晴らしい仕事をしてくれました」