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ライコネン「うれしいけど飛び回るほどじゃない」

2012年11月05日(月)22:55 pm

11月4日(日)に開催されたF1アブダビGPで、F1復帰後初勝利をあげ、フェラーリ在籍時代の2009年第12戦ベルギーGP以来となる自身通算19回目の優勝を飾ったキミ・ライコネン(ロータス)がインタビューに答えた。

Q:19回目の優勝を飾ったことについてどのように感じていますか?

ライコネン:チームのためにとてもよかったと思っているよ。自分自身にとってもそうだけど、特にここにいるみんなや、エンストン(ロータスの本拠地)のみんなのためにね。ここまでは厳しいシーズンが続いていたけれど、この勝利はみんなにふさわしいものだし、僕たちが必要としていたものだった。それに、これまで僕やチームを応援し続けてくれていたファンのためにも素晴らしいものになったね。

ライコネン:最近の数レースは苦戦が続いていたけれど、この優勝がさらにみんなの信念を強めてくれる機会になると思うよ。サーキットやファクトリーの人たちだけでなく、このチームの運営を支えてくれるすべての人たちにとってね。今回の優勝で風向きが変わって、さらにいいレースができ、勝利できるようになることを期待しているよ。もし今年がだめでも、また来年にね。

Q:今回の勝利は、これまでの18回の優勝に比べるとどうですか?

ライコネン:正直に言って、僕にとってはひとつの優勝にしか過ぎないね。もちろんうれしいよ。だって数年ぶりだからね。でも、以前の勝利も今回とよく似ていたよ。最高のクルマがあったわけじゃなかったけれど、戦い、そして勝利したんだ。

ライコネン:今回勝ててよかったよ。勝てると思うかどうかなんて、もう誰も僕に聞かなくなるからね。少なくともその答えははっきりしたわけだから。

Q:いつ勝利できそうか、という質問に答えが出せたのはいい気分ですか?

ライコネン:人がどう思っているかなんてまったく気にしていなかったよ。もし次のレースで僕が完走できなかったら、彼らは僕の力もそんなものだ、と考えるんじゃないかな。僕は自分がやるべきことをやっているだけだし、もし僕が自分のやっていることに満足できていれば、それはチームにとっても最善の状況となるはず。それだけの話だよ。だから、レースが始まる3時間前と今では、みんなの僕に対する考え方が変わったとしてもまったく気にしないよ。

Q:チェッカーフラッグを受けたときの気持ちはどうでしたか?

ライコネン:うれしかったけれど、だからって飛び回るほどじゃなかったね。まだあと2レース残っているし、また優勝できるように頑張るよ。間違いなく、今夜はパーティーをすることになるし、多分明日もね。長い夜のあとで気分が悪くなったときには、(優勝して)どんな気分だったかを思い出すようにするよ。チームのみんなのために、本当にうれしいよ。

Q:スタートしたときのことを教えてくれますか?

ライコネン:速いクルマの真後ろにつくようにして、僕よりも遅いクルマの後ろにつっかえてしまわないようにすることがカギだったんだ。いい位置からスタートできたし、スタートでさらに順位を上げることができた。これまでにも何度かすごくいいスタートを決められたこともあったけど、ほかのレースと比べても、自分の基準からすれば今日はかなり普通のスタートだったと思うよ。

ライコネン:2速ギアに入れる前にマーク(ウェバー/レッドブル)とパストール(マルドナード/ウィリアムズ)を抜くことができた。ウォームアップ周回のときのスタート練習がすごくうまくいっていたから、いいスタートが切れそうだと思っていたんだ。

Q:今回の優勝のお祝いはどのくらい続きそうですか?

ライコネン:約2週間かな。僕が次のレースへの準備を怠りさえしなければ、チームだって文句はないと思うよ。どこかの時点で一度家に帰るつもりだよ。

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