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ベッテルのランキングトップは実力か

2012年11月04日(日)12:55 pm

F1史上初の最年少ドライバーズ選手権3連覇に向けてまい進中のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。これを優れたクルマのおかげだとルイス・ハミルトン(マクラーレン)が語った。

しかもハミルトンは、ベッテルと2012年のタイトルを争うフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の方が才能は上と考えている。

F1アブダビGPの期間中、ハミルトンはイギリスのマスコミに向けて次のように語った。「フェルナンド(アロンソ)は、運転がより正確だ」

「(アロンソは)すべての縁石を正確にまたぐけれど、ベッテルははみ出てしまう。それでも最速なんだよ。僕がどんなにがんばってもあんなラップは走れない。まったく冗談じゃない」

「ベッテルのマシンは、それほど他車より優れているんだ」

確かに最近、レッドブルはマシン開発で飛躍的な発展を遂げた。その様子にF1パドックの関係者も首をひねるばかりだ。ハミルトンは次のように続けている。

「レッドブルは何をしたんだろうね。マシンの外見はちっとも前と変わらないのに、あっという間に差を広げられてしまった」

「僕なりの意見はある。あれだけコーナーを外してもあの調子だからね。そりゃ分かるさ。でも、ドライバーとしての仕事は変わらない。ベッテルもその辺は抑えているよ」

マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュも、レッドブルの名こそ出さないが、あるエネルギー飲料系のチームはルールすれすれの状態でも平然としていると考え、次のようにイギリス『Guardian(ガーディアン)』紙に語っている。

「かつてのベネトンの影響が色濃く残っているのかな」

「あからさまに(チームを)名指しするのは、やめておこう。(でも)かつてのベネトンは物議をかもすことこそ、自分たちのブランドそのものといった感じで、ある種の顧客に受けが良かったよね」

「チームの中には、自分が戦いやすいように規則を解釈して、そのためには金に糸目をつけないところもあるんだよ」

小林可夢偉(ザウバー)は、2012年のドライバー選手権はベッテルで決まりだと、ブラジル『Totalrace(トータルレース)』に次のように語った。

「自分のマシンに乗ってレッドブルを観察すると、ほんとうに信じられません」

「あの調子が続けば、セバスチャンは楽々とF1タイトルを決められます」

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