メディアの複合企業ニューズ・コーポレーションの総帥ルパート・マードックの子息、ジェームズ・マードック(以下マードック)がF1アブダビGPに姿を現した。イギリス『Mirror(ミラー)』紙が伝えている。
記事によると、マクラーレン、フェラーリ、レッドブル、メルセデスAMGといった上位チームの代表者が、マードックとニューズ社、それにTV局『Sky(スカイ)』と会談を行うという。
父ルパートは、世界でもっとも影響力のあるマスコミ界の超大物。今年から傘下の有料チャンネルである『Sky(スカイ)』がF1のテレビ中継を始めたことから、F1に対するルパートの興味が増したと同紙は伝えている。
そのうえで『Mirror(ミラー)』紙は、ルパートがより大きな「分け前」をF1に求めているのではないかと伝えた。
F1アブダビGPには、普段めったに行かないジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長も姿を見せており、何か考えがあるのではないかとみられる。
会談ではF1全体の未来に話が及ぶのかと質問されたあるF1の中心的人物は、「あり得る話だ」と答えている。