ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が2013年からザウバーへ移籍することが先ほど正式に発表された。これを受け、ヒュルケンベルグの後任をめぐるシート争いが加熱しそうだ。
2011年までフォース・インディアでレースドライバーを務めたエイドリアン・スーティルのマネジャーは、スーティルがヒュルケンベルグの後任ドライバーの最有力候補であるとのうわさを前に、冷静さであることを装っている。
スーティル本人はスイスの『20min.ch』に対し、「2013年にF1へ復帰するチャンスが間違いなくある」と認めていた。
しかし、スーティルのマネジャーであるマンフレッド・ジマーマンは、フォース・インディアとのかかわりを否定。ドイツの『DPA通信』に対し、「フォース・インディアとの具体的な交渉はない」と話した。
一方でジマーマンは、スーティルが2013年シーズンに向けていくつかの選択肢を持っていると述べた。
「私たちは大きな期待を抱いている。2週間以内にすべてが決着するだろう」
ヒュルケンベルグの後任の座を狙うもう一人ライバルに、フォース・インディアの控えドライバーのジュール・ビアンキがいる。ビアンキはフェラーリの育成ドライバーのひとりで、フェリペ・マッサ(フェラーリ)のマネジャーでもあるニコラ・トッドがビアンキのマネジメントも行っている。
ビアンキは『RMC Sport(RMCスポール)』に対し、「もしシートがあけば、ライバルはたくさんいるだろう」と語り、次のように続けた。
「最大の目標は、フォース・インディアだよ」