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「F1に政治的なことは持ち込まないほうがよい」とカーティケヤン

2012年10月30日(火)18:05 pm

フェラーリはF1インドGPにおいて、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが乗るF1カーの前部にイタリア海軍旗を掲出してレースに臨んでいた。これは、海賊と間違えてインド人漁師2人を射殺したイタリア海軍の水兵2名が殺人容疑でインド当局に拘束されたことへの抗議であると受け止められ、インド国民やインド当局を立腹させることになった。

フェラーリは今回の件について、政治的な行為ではないと主張していたものの、それが引き金となって大きな政治的論争が起きてしまうこととなったのは間違いない。

では、現在唯一のインド人F1ドライバーであるHRTのナレイン・カーティケヤンは、このフェラーリの行為に対し、自身のヘルメットにインド海軍旗をあしらうなどの対抗措置をとることを考えなかったのだろうか?

事実、カーティケヤンのヘルメットの一番上にインド国旗に似たデザインが施されているのを見たとき、それを行ったと考えた者もいたようだ。

だが、カーティケヤンはイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に、これに関して次のように説明している。

「僕は自分の国を支援するし、そのために僕のヘルメットにはインドを象徴するものを使っている。でもこれは僕が(レーサーとしての)キャリアを始めたころからやっていることだよ」

さらに、今回の海軍旗問題に関し、カーティケヤンは次のように続けた。

「レースには政治的なことは持ち込まないほうがいいよ」

「軍隊がやったことは間違っているけれど、今はまだ捜査中だからね」

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