レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、チームの資金の使い方に「とても満足している」と話している。
レッドブルは2年連続でドライバーとチームのダブルタイトルを取り、2012年シーズンのチャンピオン大本命もレッドブルとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だ。そして、F1で最高額の支出をしているのもまた、レッドブルなのだ。
ウィリアムズのトト・ヴォルフはレッドブルの資金力についてこう語っている。「レッドブルは1シーズンで2億5,000万ユーロ(約257億5,800万円)も使うんだ」
『El Confidencial(コンフィデンシャル)』の報道によると、ディートリッヒ・マテシッツ総帥が率いるエナジー飲料メーカーレッドブルが所有するこのチームは特定分野でのコスト制限を目的とした紳士協定のRRA(Resource Restriction Agreement:リソース制限に関する合意)の導入に反対している。
「RRAに合意したら、マテシッツは数百万ユーロも節約できるだろうね。でも、際限なくお金を使わなければ、レッドブルは抜きん出た強さを発揮できなくなるだろう」
ヴォルフのこの主張に対して、レッドブルのホーナーは「チームのやり方にとても満足している」と話し、こう続けた。
「コスト制限に対するチームの姿勢は一貫しているよ。もしほかのチームがそれをわずらわしく思ったとしても、それは向こうの問題で、私たちの問題ではない」