ナレイン・カーティケヤン(HRT)が察した通り、フォース・インディア移籍への道は閉ざされている事をフォース・インディアが認めた。
F1でただひとりのインド人ドライバーであるカーティケヤンは、現在所属するHRTのシートを失わない事が課題だが、ビジェイ・マリヤが所有するインドの国名をチーム名に入れているフォース・インディアとは真剣にうわさされた事もなかった。
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は今週カーティケヤンの幸運を祈っていると話し、フォース・インディアへの移籍は「カーティケヤンにとって大きなステップアップになるだろう」と語った。
しかし、35歳のカーティケヤンはフォース・インディアが「すでに2013年のプランをもっている」と考えている。
確かに、フォース・インディアの副代表ボブ・ファーンリーは『Indian Telegraph(インディアン・テレグラフ)』に「われわれは現在のドライバーラインアップに満足している」と語っている。
また、「単純に愛国心をとるか、それともコース上での競争力を上げるか、と聞かれたらどうする?」と逆に問いかけた。国名をチーム名に入れたチームが直面するジレンマだ。
「フォース・インディアは毎年パフォーマンスを高めようと努力しているんだ。もしいいインド人のドライバーがいれば、当然興味はあるよ。だけど今はそういった話は全くないね」と付け加えた。