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F1第17戦インドGPレースレポート

2012年10月28日(日)20:59 pm

2012年F1第17戦インドGPが10月28日(日)、ブッダ・インターナショナル・サーキット(1周/5.125km)で3日目を迎え、現地時間15時(日本時間18時30分)から行われた決勝で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝した。

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レーススタート時の天候は晴れ、湿度24%。気温30℃。路面温度は36℃。タイヤはハード(プライム:ハード側)とソフト(オプション:ソフト側)の2種類。供給メーカーのピレリでは、チームによって1ストップも可能とのこと。DRS(可変リアウイング)が使える区間は、メインストレートと、第3コーナー出口から始まる裏ストレートの2カ所だ。

トップ9は規則により予選Q3で履いたソフトでスタート。同じくQ3に進出しながら走行を避けたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、選択の自由を生かして新品ソフトを選んだと思われる。

フォーメーションラップからシグナル消灯、ベッテルが同じ一列目のマーク・ウェバー(レッドブル)を激しくけん制、トップで第1コーナーをクリア。2番手にウェバー。その後ろ、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が裏ストレートでマクラーレン勢に並びかけ、3番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)に次ぐ4番手へ。タイトル獲得のためには、なんとしても序盤でレッドブルに追いつかねばならない。

さらに後方では、2台がスロー走行。ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が右リアをパンク、緊急ピット作業でハードからソフトへ交換。さらに、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)がフロントウイングを痛めてピットへ。両者はスタート直後に絡んだと思われる。

1周目を終えてトップ10はベッテル、ウェバー、バトン、アロンソ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ロータス)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、ロズベルグ。小林可夢偉(ザウバー)は16番手。

ベッテルが3~4周目に1分32秒577、1分32秒417と連続して最速ラップを記録。序盤で逃げる作戦だ。5周目、アロンソが第4コーナーでバトンをかわして3番手へ。レッドブル追撃態勢は整った。6周目、ハミルトンがバトンを抜いて4番手進出。60周のレース、10周を終えた時点でトップ3だけが1分31秒台に迫る勢い。中でもベッテルは12周目に1分31秒750で最速ラップを更新している。

16周目、ペレスのピットにより10番手に上がったパストール・マルドナード(ウィリアムズ)のペースが伸びない。これにロメ・グロジャン(ロータス)とブルーノ・セナ(ウィリアムズ)が襲いかかる。第4コーナー進入でグロジャン、さらにコーナー出口でセナが、それぞれマルドナードをパス。

20周目、タイヤ交換を終えたばかりのペレスが右後輪をパンク。メインストレート終わりでダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)をパスする際、右後輪をリチャルドのフロントウイングに引っかけてしまった。ピットに入ったペレスはソフトからハードに交換。21周目、バトンがピットとの無線でタイヤの異常を報告。ただタイム的にはハミルトンとそん色ない。

22周目、ペレスはマシンに異常を感じたか、再びピットへ。そのままガレージに入れてしまった。いっぽう、マッサとライコネンの6番手争いがし烈になってきた。同じ周、ベッテルが1分30秒637でベストを更新。3番手アロンソは10秒ほど引き離された。

30周目、アロンソがソフトからハードへ。31周目、11番手争いのマルドナードと可夢偉が直線で接触。マルドナードはタイヤをパンクさせて急激にスロウダウン。すぐ後ろにトップのベッテルが迫っており、危ないところだった。この一件は競技委員会の審議対象になっている。同じ周、ウェバーがピットに入ってソフトからハードに履き替えた。

33周目、2番手ハミルトンがピット、やはりソフトからハードへ。さらにハンドルも交換する早業を見せた。この周を終えてベッテルがピット。こちらもソフトからハードに換装。トップのままチェッカーを目指す。34周目、ウェバーとアロンソの2番手争いが激しい。35周目、7番手マッサにピットから燃料節約の指令が飛ぶ。ただ、すぐ後ろにはライコネンが迫っている。37周目に可夢偉がピットイン、ハードからソフトへ。

38周目、4番手ハミルトンが1分29秒639で全体ベスト。ただ、マクラーレンとの無線交信でタイヤが最後まで保つか不安な面持ちだ。3番手アロンソは7秒先を走っている。

40周を終えて順位はトップがベッテル。2番手は11秒差でウェバー。1秒6差で3番手はアロンソ。6秒5差で4番手にハミルトン。10秒後方で5番手はバトン。6番手マッサ。その直後に7番手ライコネン。8番手ヒュルケンベルグ。9番手グロジャン。10番手セナ。小林はリチャルドの6秒2後方、14番手を走行している。この時点で全車が少なくとも一回のピットストップを終えた。

45周目、ウェバーがKERS(運動エネルギー回生システム)を使えなくなったと無線でピットに報告。48周目、アロンソがKERSを失ったウェバーを裏ストレートで攻略、ついに2番手へ。同じ周、バトンが1分29秒381で最速ラップを更新。次いでハミルトンが51周目に1分29秒198で最速を塗りかえる。トラブル含みのウェバーは、2秒1前方だ。

ここへきてアロンソが必死のペースアップ、ベッテルとの差を9秒5まで縮めた。ベッテルのマシンは、直線部分で時折下部から火花を発している。フェラーリとしては、レッドブルの焦りを誘いたいところ。だが、やがて火花は自然消滅。レッドブルは、ことなきを得た。

57周目、ウェバーとハミルトンの差は目に見えて縮まった。その差1秒2。1秒以内になればDRSが使える。表彰台争いがぼっ発だ。

最終60周目、ベッテルは危なげない走りでチェッカーを受けて4連勝、シーズン通算5勝目。アロンソ2位。ウェバーは何とか逃げ切って3位。ハミルトン4位。最終ラップで1分28秒203のファステストラップを記録したバトンが5位。6位マッサは、燃料不足により1コーナー手前でマシンを止めた。ライコネン7位。ヒュルケンベルグ8位。グロジャン9位。10位にはセナ。可夢偉は最後までリチャルドを追い上げたが、14位でインドGPを終えた。ザウバーとメルセデスAMGとのチームランキングポイント差は、依然20点のまま。

次戦は、2週連続開催の第18戦アブダビGPだ。

F1第17戦インドGP終了後ランキング
【結果】F1第17戦インドGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第17戦インドGP決勝の結果

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