もたついている間にチャンピオンシップ争いでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に首位の座を明け渡してしまったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、ここ数週間でまったく進歩できていないフェラーリを批判したと伝えられている。
アロンソはドイツのテレビ局『RTL』に対し、「他のチームはあまり話さないけれど、たくさんのアップデートを行っている」と語った。
「でも、僕たちは口ばっかりで、アップデートはほとんどない」と加えた。
フェラーリは最近、風洞に問題を抱えていることを公にし、これにより、サーキットへ持ち込んだ多くの新パーツが期待通りの役割を果たせていないのが現状だ。
アロンソは、戦闘力の劣ったクルマでベッテルと競い合うのをあきらめたとも報じられている。
スペイン紙『El Pais(エル・パイス)』に「レッドブルと同じくらいクルマを改善する必要があるのに、僕たちにそれは不可能だ。僕たちは最速のクルマを手にできない」と語った。
アロンソのイライラはまだ続いている。「言葉なんて役立たずさ。僕たちはレースがあるたびに火曜日、水曜日、木曜日と持ち込む新パーツについてあれこれ話す。でも、その言葉がなんの意味もなさなかった金曜日をもう嫌と言うほど送ってきたよ」
今回もまた、フェラーリがインドGP(10月28日決勝)に持ち込む新しいパッケージについて再び多くの報道がされてきた。しかし、アロンソはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に対し、「それが真実か否かはいずれわかる」と語った。
「ここ5、6戦、ポジティブなことは何ひとつないね」と締めくくった。