今週末開催されているインドGPで蚊が問題になっていると、インド版の『Times(タイムズ)』が報じている。
同紙は24日(水)、インドの首都ニューデリー近郊のブッダ・インターナショナル・サーキットで、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が報道陣と会話をしている最中にピシャリと手を叩いた様子を伝えている。
「蚊だよ」とバトンは笑っていたようだ。
だがインド版『Times(タイムズ)』は、もしバトンが“デング熱”にでも感染したら笑い事では済まされないと警鐘を鳴らしている。デング熱は蚊を媒介して感染する病気で、生死に関わる場合もある。
ジャーナリストのルヒ・バトラは「マクラーレンのチーム関係者が、ひっきりなしに腕を叩いては、かいていた」と語っている。そしてホテル従業員は、ラケット型の虫除けの手配に駆け回っているようだ。
インド版『Times(タイムズ)』はニューデリーで蚊による感染が多数報告されていると指摘し、「この事態を案じている政府は25日(木)、地方自治体に対し街全体に空中散布を行うよう依頼した」と報じた。