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F1第17戦インドGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年10月26日(金)19:36 pm

2012年F1第17戦インドGPが10月26日(金)、ブッダ・インターナショナル・サーキット(1周/5.125km)で開幕。現地時間14時(日本時間17時30分)から90分間、フリー走行2回目が行われ、1回目に引き続きセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分26秒221でトップになった。

セッション開始時の天候は、晴れ。気温30℃。路面温度は38℃。午前中に比べて気温が5~6℃上昇している。フリー走行1回目を病欠したセルジオ・ペレス(ザウバー)は、無事に戦線復帰を果たした。

セッション開始とともに、小林可夢偉(ザウバー)を先頭に各車が勢い良く飛び出していった。フリー走行2回目では、昼休みに加えた変更の確認とロングラン(一度に多くの周回を走行すること)、さらにソフトとハードのタイヤ比較が主なテーマとなる。

開始12分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップへ。2分後にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が更新。これをルイス・ハミルトン(マクラーレン)が塗りかえると、再びアロンソが上回った。開始20分時点のトップタイムは、アロンソがたたき出した1分27秒402だ。

開始22分、この時点で6番手のフェリペ・マッサ(フェラーリ)が第12コーナーで大スピン。ドライバーからピットに向かって「タイヤにフラットスポット(タイヤが平らに削れること)発生」の報告が入る。その3分後、今度は ロメ・グロジャン(ロータス)が第11コーナーで同じくスピンするが、こちらはことなきを得た。

開始26分、ケーターハム勢が初めてソフトタイヤを投入。開始32分、ベッテルが1分27秒256でトップを取り戻す。ハードタイヤで20周のロングランを終えた可夢偉はピットで待機後、ハードのまま再びコースに出ていった。インドGP決勝は60周で争われる。

開始42分、レッドブルのピットが忙しい。ベッテルとマーク・ウェバーの両マシンともノーズセクションを外し、メカニックたちが作業している。残り43分、キミ・ライコネン(ロータス)がソフトタイヤを装着、アタック2周目で1分27秒030を刻んでトップに浮上した。

この時点で順位はトップがライコネン。次いで2番手にベッテル、3番手1分27秒397でグロジャン、4番手アロンソ、5番手1分27秒513でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、6番手は1分27秒762でハミルトン。ザウバーはペレス14番手、可夢偉18番手。

残り39分、ソフトを履いたロズベルグが1分27秒022で初めてトップに出る。作業を終えたレッドブルは、ウェバーがソフトで1分27秒339を出して5番手へ。ベッテルもソフトでコースに戻り、残り34分で1分26秒921をマーク、トップを取り戻した。その後、1分26秒221までタイムアップを果たしている。

フェラーリでは、マッサが相変わらずバランスの悪さに苦しんでいる。ピットを出入りしたマッサだったが、ついにマシンを降りてしまう。最終順位は15番手だ。さらに、ジェンソン・バトン(マクラーレン)も24周をしただけでセッション終了6分前にピットイン、走行を終えた。何らかのトラブルか。

90分のセッションはチェッカーフラッグ。結局トップはベッテルが譲らず。2番手ウェバー、タイムは1分26秒339。3番手は1分26秒820でアロンソ。ここ数戦、風洞実験で得たデータと実走行の結果が食い違って苦しい走行が続いていたフェラーリ。問題は解決したというが、明日以降レッドブルにどう立ち向かうのか。

4番手はロズベルグ、5番手ライコネン。6番手は1分27秒131でハミルトン。7番手バトンはマシンの状態が心配。8番手は1分27秒233でニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、9番手グロジャン、10番手は1分27秒738でブルーノ・セナ(ウィリアムズ)だった。

ザウバーはペレスが39周を走り1分28秒178で12番手、可夢偉は40周を周回し、1分28秒455を記録して16番手で走行を終えた。

27日(土)は、日本時間午後1時30分からフリー走行3回目、次いで午後5時30分から予選が行われる。

【結果】F1第17戦インドGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第17戦インドGPフリー走行2回目の結果

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