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F1に戻ることはないと元ケーターハムのテクニカルディレクター

2012年10月26日(金)13:01 pm

かつてルノーやトヨタでテクニカルディレクターを務めたマイク・ガスコインは、2010年からケーターハムに招かれ、テクニカルディレクターとしてその手腕を振るっていた。

だが、今年の4月に、ガスコインはケーターハムグループ全体のチーフテクニカルオフィサーに就任することとなり、F1の現場からは離れてしまっている。

事実、今ではケーターハムF1チームの公式ウェブサイトにガスコインの名前は見られず、マーク・スミス(テクニカルディレクター)やジョン・アイリー(パフォーマンスディレクター)がケーターハムの技術部門を統括しているとされている。

そのガスコインは、今週24日(水)に自らが経営するコンサルタントビジネス会社である「MGI」の新しいウェブサイトを公開したが、その中で次のように述べている。

「多くの人たちから、なぜ最近私がピットウォール(※)やF1レースの場に姿を現さないのかと尋ねられた」

「F1への興味は失っていないが、もはやレースに帯同することもなければ、ピットウォールに出ることもない」

「20年もピットウォールで過ごしていたのだから、レースが恋しいけれど、でも(レースのために)ずっと旅をして回り、オフィスや家族とともに過ごす時間が失われるような生活に戻りたいとは思わないよ」

※ピットウォールとは、もともと安全上の理由により、レースコースとピットエリアを区分されるために設けられた壁のこと。現在ではそのピットウォールにクルマの状況を確認するためのテレメトリー設備や、ドライバーに指示を与える無線設備などが設けられたスタンドが設置されることが多く、そこにチーム代表や技術担当者などがレース中に常駐することが普通になっているため、ピットウォールと言った場合、このスタンド施設を指すことが多い。

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