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ドライバー流出を防いでいきたいとザウバー

2012年10月25日(木)12:54 pm

ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンは、もしザウバーが毎シーズン、ドライバーにいいクルマを与えることができれば、ドライバーが他チームへ乗り換えることを防ぐことができる、と考えているようだ。

昨シーズン、ザウバーからF1デビューを果たしたセルジオ・ペレス(ザウバー)は、今シーズン限りでザウバーを離れ、来季は名門マクラーレンへ移籍することが決まっている。それを受けて、ペレスと同郷のメキシコ人ドライバーであり、やはりペレス同様にメキシコの世界的通信事業会社であるテルメックスの支援を受ける若手ドライバーのエステバン・グティエレス(現ザウバー/リザーブドライバー)が、来季はザウバーのレギュラードライバーとしてコクピットに収まることになると考えられている。

そのような状況のもと、カルテンボーンは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』へ次のように語った。

「私たちはセルジオに残って欲しいと思っていましたが、それは不可能でした」

「ですが、もし私たちが(常に)今シーズンのような競争力のあるクルマを準備することができれば、今後はこうしたことが起こるのを防ぐことができるでしょう」

グティエレスの来シーズンのチームメートには現在フォース・インディアに在籍しているドイツ人ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが収まるのではないかと言われている。しかしそのヒュルケンベルグも、フェリペ・マッサ(フェラーリ)の契約更新が正式に発表されるまでは、マッサの後任としてフェラーリへ移籍するのではないかといううわさも流れていた。

「わたしたちは、若くて才能のあるドライバーをF1に迎え入れ、彼らが能力開発をし、可能な限り早く成長し、進歩することができるよう最大限の支援を行ってきたという素晴らしい歴史を持っています」

そう続けたカルテンボーンは、次のように締めくくった。

「わたしたちが今年成し遂げたことは、今後数年に向けたチーム戦略に非常に重要な意味を持つものだと思っています」

ザウバーは現在、2012年シーズンのチーム別ランキングにおいて、5位のメルセデスAMGを20ポイント差で追っており、7位のフォース・インディアには27ポイント差をつけている。

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