フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、チーム代表ビジェイ・マリヤが抱える経済的問題に関するコメントを避けた。
マリヤに対しては、不渡りとなった小切手をめぐってインドで逮捕状も出ていた。のちに逮捕状は取り下げられたが、所有するキングフィッシャー航空は経営難に陥っており、給料の未払いに不満を持つ従業員がインドGP(28日決勝)で抗議活動を行うと見られている。
チーム代表がこうした問題を抱える中、23日(火)にディ・レスタは、マリヤの問題についてはコメントする立場にないと話した。
「この2つ(キングフィッシャー航空とフォース・インディア)は、別のビジネスだ」とディ・レスタが述べたことを『Indian Express(インディアン・エクスプレス)』が伝えている。
「僕たち(ディ・レスタとチームメートのニコ・ヒュルケンベルグ)は、イギリスを本拠地にするレーシングチームの一員だ。そして、レースはこれまでのところ成功している。だから、僕たちがコメントすべきことじゃない」
「(キングフィッシャー航空の問題は)僕たちに影響はない」とディ・レスタは話した。しかし、キングフィッシャー航空はフォース・インディアのメインスポンサーであり、記者会見でドライバーが着るシャツにもそのロゴがついている。
ディ・レスタが来季もチームに残留すると見られている一方、ヒュルケンベルグは2013年にザウバーへの移籍が濃厚と伝えられている。しかし、ディ・レスタもヒュルケンベルグも、それぞれの移籍についてはコメントを拒んだ。