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マッサ、フェラーリの開発難航を認める

2012年10月24日(水)18:01 pm

2012年型車F2012に加える改良が期待通りの効果をもたらさないかもしれないと、フェラーリが案じている。

ドライバーズランキングで首位に立つセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を6ポイント差で追いかけるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がF1チャンピオンに輝くためには、少なくともあと0.2秒速く走る必要があるとチーム代表ステファノ・ドメニカリが話していた。

フェラーリがマシン開発に必死になっていることは疑いようもなく、18日(木)には、テストドライバーのダビデ・リゴンが数多くの改良を施した2012年型マシンを走らせる「秘密の」直線空力テストに臨んだというニュースが報じられた。

そして今年の冬は改修のため閉鎖されることになっているマラネロの風洞であるが、そこで得られたデータの相関関係に問題があったことを、アロンソのチームメイトであるフェリペ・マッサ(フェラーリ)が認めた。

ブラジルのモータースポーツ専門メディア『Totalrace(トータルレース)』に対し、マッサは次のように語った。

「マシンの改善へと向けて、あらゆる点で努力をしている」

「(しかし)ここ数戦で持ち込んだパーツがうまく機能しないという問題を抱えていたんだ」

また『Totalrace(トータルレース)』は、フェラーリがケルンにある元トヨタF1チームが所有していた風洞施設で実験を行っているとも報じた。

しかしながらドメニカリは、ここ最近フェラーリが直面している開発問題の「言い訳」としてこのニュースをとらえてほしくはないとして、以下のように続けた。

「チームを前進させるために取り組んでいる開発プロセスの一部であることは間違いないが、それを今シーズンの言い訳だなどとは言われたくない」

「シーズン終盤にはフェルナンドにベストなマシンを提供できるよう、精いっぱい仕事に励むだけさ」

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