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F1チーム代表らとFIAの会議で「カスタマーカー」が議題に?

2012年10月24日(水)9:18 am

FIA(国際自動車連盟)会長ジャン・トッドは、22日(月)にパリで、F1最高責任者バーニー・エクレストンと全12チームの代表らと「建設的な会議」をもったとFIAのプレスリリースが伝えた。

「実り多く有益な」展開を見せたというこの会議は、F1の運営方法や収益の分配方法などが規定された2013年以降の新しいコンコルド協定と、「エントリーの新条件」をチームに提示するためのものだった。

FIAは、「今後数週間」のうちに「最終的な合意」にいたる見込みだと述べている。

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌が、会議の詳しい内容を伝えている。

『Autosprint(オートスプリント)』は、会議は翌23日(火)も続き、そこでは、将来のルール規定に対する発言権をトップの6チーム(フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、メルセデスAMG、ウィリアムズ、ロータス)だけに限定する案が話し合われるとしている。

また、「カスタマーカーの定義」についても話し合われると記事は伝えている。これは、F1への参戦を容易にするために他者が製造した車体、いわゆるカスタマーカーでの参戦を認めるというもので、過去に何度も話題に上ったが、抵抗するチームがあり立ち消えになったという報道もあった。

『Autosprint(オートスプリント)』は、最近売却への動きが報じられたコスワースのエンジンを使用するHRTとマルシャにとっては、カスタマーカーが解決策になる可能性があるとしている。F1にエンジンを供給するルノーは、この2チームへの将来的なエンジン供給に関心を持っていないと述べているためだ。

しかし、カスタマーカーが許可され、エンジンと車体がそろったパッケージを購入することが可能になれば、状況は変わってくると記事は伝えている。

一方ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、トッドが提案する2013年からの参戦費の大幅な値上げに対して、数チームが書面で異議を述べたと伝えている。

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