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キングフィッシャー航空の従業員、インドGPで抗議活動

キングフィッシャー航空の従業員に対する賃金未払いでいったんは逮捕状が出ていたフォース・インディアのチーム代表であるビジェイ・マリヤ。無事逮捕状は取り下げられたものの、マリヤの母国開催レースとなるインドGP（10月28日決勝）ではサーキット近くで従業員らによるデモが予想され、厳しい週末になりそうだ。

億万長者のマリヤが所有するキングフィッシャー航空は、経営難に陥り、従業員への賃金も未払いになっていた。インド紙『Hindustan Times（ヒンダスタン・タイムズ）』によると、賃金の支払われていない従業員たちは、インドGP中にブッダ・インターナショナル・サーキットへ押しかけ、マリヤとの直接対決も辞さない構えだ。

キングフィッシャー航空のエンジニアのひとりは、「ビジェイ・マリヤがグランプリへ来た時に（インド式の）ハンガーストライキを行う計画を立てた」と語った。

さらに、「スポーツイベントで抗議すれば、世界に向けて私たちがいかに窮地に立たされているかアピールできるだろう」と述べた。

また、客室乗務員のひとりは「抗議以外の方法があるとでもいうのか」と話す。

「私たちは皆、深刻な経営危機にある。でもマリヤは何とも思っていない。実際には私たちのみじめな生活をあざ笑っているだけなんだ」と付け加えた。