かつて3度チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが17日(水)、リヒテンシュタインの裁判所に出廷し、かつてラウダのスポンサーであり、経営破たんしたマネー・サービス・グループに対し、検察側証人として証言を行った。
昨年、マネー・サービス・グループの創設者であるミハエル・ザイドルが不正取引容疑で逮捕されるまで、ラウダは同社のロゴが入った帽子をかぶっていた。報道によれば、ラウダは2011年にその帽子をかぶることで120万ユーロ(約1億2,500万円)を受け取ることになっていたが、そのうち40万ユーロ(約4,200万円)しか受け取っていないとされており、今週行われた裁判に重要な証人として出廷したという。
さらに、ラウダはマネー・サービス・グループに投資を行い、50万ユーロ(約5,200万円)の損失を出したとも伝えられている。
ラウダは法廷において、かつて人生で「これほどだまされたことは一度もなかった」と証言したという。