HRTチーム代表のルイス・ペレス・サラは、ペドロ・デ・ラ・ロサが来季も残留することが確実になったと発表した。
「ペドロ・デ・ラ・ロサは2013年もHRTで走るよ」とサラは、ドイツ誌『Speedweek(スピードウィーク)』に語っている。
ベテランのデ・ラ・ロサのチームメートは現在、インド出身のナレイン・カーティケヤンだが、カーティケヤンはアメリカの最高峰カテゴリー、インディカーへの転向がうわさされている。
『Speedweek(スピードウィーク)』誌は、カーティケヤンが所属することで、期待していたインド系のスポンサーが思ったより現れなかったことを指摘している。
カーティケヤンと交代するドライバーとしては、同チームに育成ドライバーとして所属する中国人ドライバーのマ・チンホワが候補だとされる。
しかし先週末、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』でコメンテーターを務める元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、マのF1デビューは時期尚早だとコメントしている。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、グランプリで金曜日のフリー走行を担当しているテストドライバー、ダニ・クロスにもっとスポンサーがつけば、ドライバー最有力候補になれるだろうと加えた。
元トロ・ロッソのドライバーで、現在ピレリのテストドライバーを努めるハイメ・アルグエルスアリも候補の一人だ。アルグエルスアリは2013年シーズンのF1復帰に向け「魅力的なスポンサーパッケージ」を用意していると言われる。
ブランドルはケーターハムのリザーブドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデにも可能性があるとコメントした。
「GP2でよくやったし、スポンサーも手に入れたようだからね」とブランドルは理由を説明している。