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コスワース、売却へ

2012年10月18日(木)10:33 am

イギリスの独立系エンジン製造会社、コスワースが売りに出されている。

同社は昨年、顧客のウィリアムズとケーターハムを相次いでルノーに取られた。2014年にV6ターボの新エンジン規格が導入されることから、この数カ月、F1のパドックでコスワース撤退は公然の秘密だった。

現在も下位チームのマルシャとHRTにエンジンを供給するコスワース。規則が変わってもF1にとどまる姿勢を崩さないが、フェラーリ、ルノー、メルセデスといったライバルの開発スピードに追いついていないと考えられている。

コスワースを所有するのは、アメリカ人投資家のジェリー・フォーサイスとケビン・カルコーベン。イギリス『The Times(タイムズ)』紙によるとふたりは、新たな売却先を探すようスイスの投資銀行UBSに指示したという。

また、航空宇宙産業と新たなつながりがあるコスワースには、超高級車とジェットエンジン製造で知られるロールス・ロイスがいちばん買収に関心を寄せていると、イギリス『Telegraph(テレグラフ)』紙は伝えている。

それ以外にも、イギリスで航空機製造の老舗、GKNが動き出すかもしれないと報じられている。

コスワースCEOのティム・ルーシスは、次のように話している。「われわれは1年半のあいだ様子見の状態だったが、これ以上待つのは得策ではないというのが取締役会の考えだ。そうしないと売却の機会を逃してしまう」

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