NEXT...F1開催スケジュール

レッドブル、F1韓国GPでの「チームオーダー」のうわさを否定

2012年10月16日(火)10:47 am

14日(日)の韓国GP決勝レースの前に大きな疑問が論じられていた。果たしてレッドブルはマーク・ウェバー(レッドブル)がレースで勝つことを容認するだろうか?

ウェバーのチームメートであるセバスチャン・ベッテルは韓国GP前の時点で、ポイントランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に4ポイント差にまで詰め寄っていた。その一方でウェバーはベッテルから大きく後れを取っており、ランキング5位に甘んじていた。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、チームからの指示によってチーム内の順位を決める「チームオーダー」の問題を重要視していないとオーストリアの『ORF』局に述べている。またマルコは肝心なことはウェバーとベッテルが各レースで「互いに相手の邪魔をしないこと」であると指摘した。

「残りの5レースで大切なことは、完走することだと彼らの両方が分かっている。それは、クラッシュやスピン、その他の(リタイアの原因となる)さまざまなことを避けることで達成される」とマルコはレースを完走することの重要性を説いている。

しかし、元F1ドライバーで現在は『Sky』で解説を行っているアンソニー・デビッドソンは、決勝レースの終盤でウェバーがベッテルをリードしている際、レッドブルがもし順位の入れ替えの指示を出さなかったら驚くだろうと認めた。

レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、その意見を否定した。

「それはない。どちらのドライバーも自由にレースをしていい」とチームオーダーを行わない見解を示した。

「われわれは彼らに対して、互いにスペースを与えるよう頼んでいる。そして彼ら二人にとっての目標は打倒フェルナンドであり、コンストラクターズ(チーム部門)選手権を制するためにできるだけたくさんのポイントを獲得することだ」

その一方でブラジルの『Totalrace(トータルレース)』は「明日(14日)になれば分かるさ。でも、レースは自由にできるべきだと思うね」というウェバーのコメントを載せている。

結局、ウェバーはスタートでベッテルに抜かれて2番手に後退し、そのまま2位でゴールした。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック