フェラーリとレッドブルは15日(月)、それぞれセバスチャン・ベッテルの2014年フェラーリ入り報道を否定した。
フェリペ・マッサが2013年もフェラーリに残留することが濃厚だが、イギリスの『BBC』では、2014年にベッテルがフェラーリのシートに収まるとみている。
レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は『Bild(ビルト)』紙に、こう話す。「勘違いもいいところだ。はっきりいって、その報道は誤りだよ」
同紙によるとベッテルとレッドブルのあいだには2014年も契約が存在するとのことだが、それには“離脱条項”も含まれるという。
こうしたうわさに、フェラーリの広報担当ルカ・コラジャンニは次のように反応する。
「その話を聞くのは今年初めてじゃない。同時に、最後とも思えないね」
この発言ではベッテル加入を否定したことにはならないかもしれないが、イタリア国営放送『RAI』に出演したフェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロの態度は、もっとはっきりしたものだった。
モンテゼモーロは、「鶏舎(けいしゃ)に二羽の雄鳥(おんどり)は要らないと、いつも言っているじゃないか」と語り、アロンソとベッテルがチームメートになることを望んでいないようだ。
「私は、このようなうわさ話を好まない。チーム内を不安定にさせるものだからね」とモンテゼモーロは締めくくった。