ポルシェジャパンは、カイエンシリーズのトップモデルとして新たに登場した「カイエンターボS」の予約受注を11月1日(木)より開始する。価格は1,977万円となる。
今回新たにカイエンのラインアップに加わるカイエンターボSは、ポルシェSUVシリーズのトップモデルに位置付けられるもので、高度な技術に支えられたアクティブシャシーを備えており、多くのスポーツカーを凌駕(りょうが)するドライビングパフオーマンスを発揮する。もちろん、優れたオフロード走破性、走行時の高度な快適性、卓越した牽引性能といった、カイエン特有の基本性能も維持されている。
このカイエンターボSは、最高出力550PS(405kW)、最大トルク76.5kgm(750Nm)を発生。これまでのカイエンターボの最高出力を50PS、最大トルクも5kgm上回るものとなっており、0-100km 加速のタイムはわずか4.5秒、最高速度は283km/hに到達する。だが、走行距離100km あたりの燃料消費量(NEDC:新欧州ドライビングサイクルによる計測)はカイエンターボと同じ11.5リッターとなっており、エンジン出力の大幅向上と同時に高効率化が図られている。
カイエンターボSは究極のダイナミックパフォーマンスを発揮できるように全体が体系的にデザインされており、関連する制御システムは全てが標準装備に含まれている。カイエンターボ同様、ダンパーの減衰力をアクティブに調節するポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)やエアサスペンションが装備されているのはもちろん、コーナリング中のボディロールを大幅に低減させて俊敏性と快適性を向上させるポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)、電子制御リアディファレンシャルとの組み合わせによってエンジントルクを左右のリアホイールに可変配分するポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV PluS)などが標準装備に加えられている。このPTV PluSにより、トラクション性能が改善され、あらゆる走行条件下で優れた俊敏性を発揮することが可能となる。さらに、カイエンターボSにはスポーツクロノパッケージも標準装備されている。
カイエンターボSのエクステリアには、エアインテークグリル、ヘッドライトハウジング、ミラーパーツなど、多くのエクステリアパーツにブラックのハイグロス仕上げを採用。最上位モデルにふさわしい高級感を醸し出している。また、標準装備される21インチの911ターボIIホイールは、カイエンターボS専用にデザインされたものであり、カラーのポルシェクレストがあしらわれ、内側の表面部分にはブラックのハイグロス仕上げが施されている。
インテリアには専用のツートンカラーレザーパッケージやカラーパターンが準備されており、ブラック/カレラレッドもしくはブラック/ルクソールベージュのカラーコンビネーションが選択可能となっている。また、このツートンカラーレザーパッケージには、カレラレッドやルクソールベージュといったコントラストカラーによるデコレーティブステッチを追加することもできる。
■カイエンターボS 概要
エンジン:4.8リッターV8ツインターボ
最高出力:550PS
最大トルク:76.5kgm
トランスミッション:8速Tip-S
ハンドル:左/右
価格:1,977万円