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井原慶子、WEC富士戦で入賞「あきらめなければ夢はかなう」

2012年10月15日(月)11:18 am

WEC(世界耐久選手権)へ、唯一の女性ドライバーとしてフル参戦している井原慶子(ガルフレーシング)が、14日(日)に富士スピードウェイで行われた第7戦で入賞を果たした。

【写真ギャラリー】WEC唯一の女性ドライバー、井原慶子がコースへ=富士6時間耐久

井原が所属するガルフレーシングの29号車は、ファビアン・ジロワがスタートを担当。ジロワ順調に周回を重ね、1つ順位を上げて8番手でジャン・デニにバトンタッチした。そしってスタートから約3時間40分、デニも順位を1つ上げて井原へドライバー交代。井原も順位を1つ上げることに成功し、90分間の走行を終えて、最後の1時間半をジロワに託した。

結局、29号車は6位でゴール。WEC年間参戦車両としてはクラス5位に入っている。久しぶりに日本でのレースを戦った井原は、次のように週末を振り返った。

「日本の秋空の下、時速300キロで走れる爽快感を存分に楽しませていただきました。こんなにたくさんのファンの方々がサーキットに来てくれるとは思っていなかったので、すごくうれしいです」

「世界最高峰のレースに出場できているのも、みなさまの応援があっての事です。何かお返しができればと思い、今、私は、次の世代を担う子供たちの教育プログラムを行っています。この週末は、その子供たちをサーキットによんで、レーシングカーを見せたり、外国人ドライバーやエンジニアに自分たちで考えてきた英語でコミュニケーションしてもらいました。小さなことですが、あの子供たちにとって今週末の経験がきっかけとなり、いろいろな分野の国際シーンで活躍する大人になってくれればと思います。もちろん、レーシングドライバーになってくれれば、すごくうれしいですね」

「私にとって、レースとは『自分へのチャレンジ』です。大学時代まで『ぼーっと』過ごしてきた自分を成長させ、人生にたくさんの喜びを与えてくれたスポーツです。そのスポーツに、こうして参加できる機会を与えてくださったみなさま、いろいろな形で支えてくださったすべてのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、『あきらめなければ夢はかなう』気持ちを持ち続け、より一層のチャレンジを続けていきますので、応援よろしくお願いします!」

先日、井原はガルフレーシングともに「Gulf Racing & 井原慶子 サポーターズクラブ」を発足している。
「Gulf Racing & 井原慶子 サポーターズクラブ」はこちらへ。

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