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ポールを逃したベッテル、エンジニアに怒り

2012年10月14日(日)11:15 am

ドライバーズ選手権暫定首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を4ポイント差で追うセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、惜しくもポールポジションを逃した韓国GP予選終了後に自身のレースエンジニアである“ロッキー”に怒りをぶつけていた。

韓国GPの決勝をポールポジションからスタートするのはベッテルのチームメートであるマーク・ウェバーで、ベッテルは予選Q3終了を伝えるチェッカーフラッグを受けた直後にエンジニアのロッキーに、無線でこう叫んだ。

「どうしてマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)のことを教えてくれなかったんだ?」ベッテルはQ3最後のタイムアタックをした際、ベッテルの目の前を走っていたマッサもアタックに入っていたため、思うような走りができずに終わっていた。

ベッテルのこの言葉にロッキーは「何を言ってほしかったんだ?」と応じた。

予選後にベッテルは報道陣に対して、Q1とQ2はうまくいったので「全体的にはハッピー」だと話し、次のように続けた。

「(Q3での)最後のアタックは…フェリペのせいにはしたくない」

「ピットに入るものだと思っていたマッサがピットに入らなくて、僕は最終セクターでマッサの後ろに引っかかって遅くなってしまった。理想的な展開じゃないね」

チームメートがチャンピオン争いをしている場合はその支援に回るドライバーもいるが、ベッテルのチームメートであるウェバーは今のところベッテルのチャンピオン獲得を援護するつもりはない。しかし、チャンピオン争いでライバルのアロンソが予選で4番手に沈んだことはベッテルにとって朗報だ。

「チャンピオン争いに加わっているドライバーがみんな前方に集まっているから、面白いレースになるだろう」そう話すのは、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーだ。

『Express(エクスプレス)』によると、ベッテルはファン・マニュエル・ファンジオとミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)と同じ3冠王者になるために必要ならばお金に糸目はつけないと話している。

事実、F1ジャーナリストのボブ・マッケンジーによると、ベッテルはシーズン終盤の5戦の移動に使うプライベートジェットに250,000ユーロ(約2,540万円)を投じているという。

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