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ピレリ「1ストップも可能」

2012年10月14日(日)13:42 pm

F1へタイヤを供給するピレリは、韓国GP決勝でタイヤ交換を1回のみにして走りきる1ストップも可能だと予想している。以下、ピレリジャパンのプレスリリース。

12年10月13日、木浦
レッドブルのマーク・ウェバーが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑えて、ヨンアム・サーキットで初のポールポジションを獲得しました。ウェバーはP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで1分37秒242を記録しました。今回の韓国グランプリ用には、P Zeroイエロー・ソフトタイヤとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されています。

気温22℃のコンディションの下、予選は3つの異なるセクターで構成されるサーキットで行われました。高速でオープンな第1セクターでは、4Gもの横方向の荷重がタイヤに課せられます。第2セクターは、やや低速でよりテクニカルな特性を持ち、第3セクターは、市街地サーキットのようなタイトでツイスティなレイアウトです。タイヤ構造への負荷は極めて大きいものの、路面がスムーズなため摩耗率は高くありません。したがって、1ストップ戦略に挑戦するチームも現れる可能性があります。

ケータハムのビタリー・ペトロフとHRTの両ドライバー以外は、ソフトタイヤを使用してQ1を開始しました。フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、Q1終盤の最終ランで、上位勢では最初にスーパーソフトタイヤを使用しました。ベッテルがソフトタイヤでQ1の最速タイムを記録しました。一方、スーパーソフトを使用したドライバー中での最速は、4番手タイムを記録したザウバーのセルジオ・ペレスでした。

Q2に進出した17台のマシンは、すべてスーパーソフトタイヤでセッションを開始しました。スーパーソフトをQ1で使用した多くのドライバーたちは、中古のスーパーソフトを使用してQ2最初のランを行いました。わずか4ポイント差でドライバーズ選手権首位のアロンソが、Q1で使用したタイヤで一時トップになりましたが、後にベッテルが最速タイムを更新しました。

Q3でもスーパーソフトのみが使用され、最後にピットを出たベッテルは、1回目のランでベンチマークとなるタイムを記録しました。メルセデスの両ドライバーとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、1回目のランではタイム計測を行いませんでした。全ドライバーが2回目のランを行い、セッションの終盤、ウェバーがベッテルを抑えて通算11回目のポールポジションを獲得しました。

午前中に行われた最終フリー走行では、ベッテルが1分37秒642の最速タイムを記録していました。ベッテルと約0.5秒差の2番手タイムを記録したのは、決勝で3番グリッドからスタートするマクラーレンのルイス・ハミルトンでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント
「明日の決勝で展開される可能性がある戦略を示唆する興味深い予選が見られました。2つのコンパウンド間の性能差はラップあたり0.2~0.6秒で、決勝では2ストップが主流になると予測しています。しかし、路面がスムーズで摩耗率が低いため、1ストップに挑戦するチームも登場する可能性があります。したがって、フロントタイヤが制限要因となるこのサーキットで、予想よりも長いスティントが見られそうです」

「ここでは広範囲にわたる厳しさがタイヤに課せられますが、複数回のフライングラップ後でさえ、ソフトとスーパーソフト間の性能差はそれほど大きなものではありません。予想通り、セッションが進むにつれて大幅な路面の改善が見られ、デグラデーション抑制につながりました。しかし、特にタイヤ温度を下げる長いストレートが存在するこのサーキットでは、タイヤを作動温度領域に入れることが極めて重要になるでしょう」

公式予選トップ10ドライバーの使用タイヤ:

ウェバー 1分37秒242 スーパーソフト
ベッテル 1分37秒316 スーパーソフト
ハミルトン 1分37秒469 スーパーソフト
アロンソ 1分37秒534 スーパーソフト
ライコネン 1分37秒625 スーパーソフト
マッサ 1分37秒884 スーパーソフト
グロージャン 1分37秒934 スーパーソフト
ヒュルケンベルグ 1分38秒266 スーパーソフト
ロズベルグ 1分38秒361 スーパーソフト
シューマッハ 1分38秒513 スーパーソフト

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