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F1のボス、韓国GP開催費の割引に合意

2012年10月14日(日)11:06 am

F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、韓国GPの開催契約を2016年まで延長するとともに、開催費を下げたと『AFP通信』が伝えた。

2010年から木浦(モッポ)で毎年行われている韓国GPは、F1カレンダーの中でも最も人気がない上に、物議を醸しているグランプリでもあるが、12日(金)には主催者側のパク・ウォンハが新しい契約が結ばれたことを発表した。

「エクレストンとの再交渉にあたり、新しいアイデアをいくつか出すとともに、今のような赤字ではこのイベントを続けられないということを納得してもらった」とパクは契約の経過を説明している。

「時間はかかったが、最終的にはエクレストンの合意を得ることができ、新たな契約を結ぶこととなった」

「エクレストンは韓国のような急成長の最中にいる国でF1を開催することは非常に大事だと考えている。急成長する経済や、ブームから恩恵を得られるからだ。このような地域から撤退することは戦略的には大きな間違い」とパクは述べている。

『The Times(タイムズ)』の記者、ケビン・イーソンは「エクレストンがなぜ集客力がなく、運営にも疑問の残る韓国GPを生き残らせたいのか分からない」と今週疑問を投げかけていた。

だが、韓国GPが人里離れた場所で行われることと、宿泊先がラブホテル程度しかないことから、世界中を旅するF1関係者たちからは嫌われている。

「ソウルが観光の中心地だが、韓国は地方や工業地帯にも目を向けてもらいたいのだ。われわれはこの汚染のないきれいな空気のある環境で平和に暮らしている。こういった地域のイメージを高めたいというのがF1開催における政府の思惑である」とパクは説明した。

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