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ライコネン、スペイン発の陰謀論を「バカバカしい」と一蹴

2012年10月13日(土)8:27 am

キミ・ライコネン(ロータス)は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が前戦日本GP(10月7日実施)のレースでリタイアに追い込まれたのは陰謀であるという説を、「バカバカしい」と一蹴した。

現在ポイントランキングで首位に立っているアロンソだが、鈴鹿(日本GP開催サーキット)とスパ・フランコルシャン(ベルギーGP開催サーキット)のレースで、それぞれロータスのライコネンとロメ・グロジャンによってレースから追い出されている。スペインのある新聞記者は先週、これらの件に間に関連性を見出したと述べていた。

アロンソは、日本GPではスタート直後の1コーナーでライコネンとバトルを展開するもタイヤがパンクしリタイアとなった。そしてベルギーGPではグロジャンが原因を作った多重クラッシュで、あわや大惨事となる事故に巻き込まれていた。

さらにその記者はロータスがまだルノーとして出走していた2010年の最終戦で、当時在籍していたビタリー・ペトロフ(現ケーターハム)がアロンソを執おうにブロックし続け、アロンソ念願の3度目のワールドチャンピオン獲得の夢を打ち砕いたことも引き合いに出している。

そして、これらの3つの事件が同じルノー製のエンジンを搭載するレッドブルのセバスチャン・ベッテルのタイトル獲得に貢献していると指摘している。

やり玉に挙げられたドライバーのひとりであるライコネンは、「この記事が書かれた国(スペイン)に注目するのが大事なんじゃない」と韓国で『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に述べている。

当のアロンソも、先週の鈴鹿でアロンソのリアタイヤに接触したときにフロントウイングで切り裂いたのはライコネンであるとしながらも、ライコネンは謝罪するようなことは何もしていないと韓国で話している。

「あれはキミのフロントウイングと僕のリアタイヤで引き起こされた、不運な状況だった」と当時を振り返り、それに関してライコネンは謝罪するべきかと尋ねられると「ノー」と答えた。

一方でライコネンは、F1界が注目する自身の2013年の計画を明かすのはいつになるかについてはコメントを控えていた。そして「その時が来たら分かるよ」と笑っていた。

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