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F1第16戦韓国GP予選、詳細レポート

2012年10月13日(土)15:37 pm

2012年F1第16戦韓国GPが10月13日(土)、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.615km)で2日目を迎え、現地時間14時(時差なし)から行われた予選で、マーク・ウェバー(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

F1第16戦韓国GP金曜 写真ギャラリー

セッション開始時の天候は曇り、気温22℃、路面温度は28℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。予選Q1開始と同時に各ドライバーがコースへと向かう。ほとんどのクルマはイエローのラインが施されたソフトタイヤ(ハード側)を装着している。そんな中、ナレイン・カーティケヤン(HRT)が最初に赤いラインが入ったスーパーソフトタイヤ(ソフト側)を履いてコースイン。だが、第3コーナー手前でスピンし、大きくコースアウトしてしまう。どうやらブレーキに何らかのトラブルが発生したようだ。カーティケヤンはそのままタイム計測を行うことなく、ピットに戻ってしまう。

Q1が残り5分となるところで、カーティケヤンを除くすべてのクルマが最初のアタックを終えている。この時点でのトップはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。これにジェンソン・バトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)が続いている。小林可夢偉(ザウバー)はこの段階で17番手と苦戦を強いられている。だが、Q1残り時間があと30秒というところでスーパーソフトタイヤに履き替えてアタックをかけた可夢偉が4番手に浮上。その直後にチームメートのセルジオ・ペレス(ザウバー)が可夢偉のタイムをわずかに上回り、これでザウバー勢のQ2進出を確実なものとした。一方、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は17番手、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は16番手と、ギリギリのところでQ2進出を果たしている。

Q1で予選を終えた18番手から24番手は以下のとおり。
18番手ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、19番手ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、20番手ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、 21番手シャルル・ピック(マルシャ)、22番手ティモ・グロック(マルシャ)、23番手ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)、24番手ナレイン・カーティケヤン(HRT)。

Q1のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、小林可夢偉(ザウバー)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手がここで脱落する。全員が1回目の計測ラップを終えた時点ではトップにベッテル、2番手にアロンソ、3番手にハミルトンがつけている。この段階で可夢偉は10番手、ペレスは13番手に位置している。

Q2残り時間が3分を切ったところで、各ドライバーが最後のアタックのために一斉にコースインしてゆく。ここでQ3進出は確実とみてガレージにとどまったままなのはベッテルだけだ。だが、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)がトラブルでクルマをコース脇にとめてしまい、この区間でイエローフラッグが振られる。この影響を受けたか、なんとバトンがタイムを更新できず11番手でQ2敗退という波乱の結果となる。結局ペレスは12番手、可夢偉も13番手に終わり、ここでザウバー勢の予選も終わってしまった。

Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。
11番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、12番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、13番手小林可夢偉(ザウバー)、14番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、15番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、16番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、17番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)。

Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、キミ・ライコネン(ロータス)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。各ドライバーが最初のタイムアタックを終えた時点で、トップには再びベッテル。2番手にアロンソ、3番手にウェバーという順だ。メルセデスAMG勢の2台と、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)はまだタイム計測を行っていない。どうやら最後のワンアタックにかける作戦のようだ。

Q3残り時間が2分となろうとする時点で、すべてのドライバーが最後のアタックのためにコースに入ってゆく。まずはウェバーがベッテルのタイムを更新してトップに。この後次々に各ドライバーがフィニッシュラインに戻ってくるが、誰もウェバーのタイムを更新することができない。ベッテルも最後のアタックでタイムを伸ばすことができず、2番手に終わっている。このままセッションが終了。最終的にウェバーが今季初となる予選トップになり、前戦日本GPに続いてレッドブル勢が最前列に並んでスタートすることになった。

Q3の結果は以下のとおり。
1番手マーク・ウェバー(レッドブル)、2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、4番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、5番手キミ・ライコネン(ロータス)、6番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7番手ロメ・グロジャン(ロータス)、 8番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、9番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、10番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)。

【結果】F1第16戦韓国GP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第16戦韓国GP予選の結果

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