WEC第7戦富士、フリー走行1回目はトヨタがトップ
世界耐久選手権（WEC）富士6時間耐久が12日（金）、いよいよ富士スピードウェイで始まった。中嶋一貴らがステアリングを握るカーナンバー7のトヨタがトップタイムを記録した。
本大会には、世界で活躍する日本人が4人参戦し、世界からも注目を集めている。急きょ、富士と次の上海へ参戦が決まったのは、F1を戦い、現在はインディカー・シリーズで優勝争いを演じるほどの活躍を見せている佐藤琢磨。同じく富士へのスポット参戦を発表したのは、F1、インディを戦い、今年もル・マン24時間に参戦した中野信治。唯一の女性ドライバーで、日本人としてWECに全戦参戦している井原慶子。そして、F1を名門ウィリアムズで戦い、現在は日本とWECでも活躍している中嶋一貴。
金曜日にも関わらず、パドックには多くのファンが詰めかけているが、ファンのお目当ては日本人ドライバーだけではないようだ。
世界で活躍する日本人ドライバーに加え、多くの「元F1ドライバー」がWECに出場している。
日本でファンクラブができるほど人気のジャンカルロ・フィジケラ、アレキサンダー・ブルツ、アラン・マクニッシュ、ニール・ヤニ、カルン・チャンドック、ステファン・サラザン、ビタントニオ・リウッツィ、ペドロ・ラミー、さらにはあのアラン・プロストの息子ニコラ・プロストなどそうそうたる面々が参戦している。
注目のWEC富士6時間耐久フリー走行1回目の主要なチーム・ドライバーの結果は以下の通り。
▼LMP1クラス
1. 7 トヨタレーシング（A.ブルツ／N.ラピエール／中嶋一貴）TS030-Hybrid ミシュラン 1:28.809
2. 1 アウディ（M.ファスラー／A.ロッテラー／B.トレルイエ）R18 e-tron quattro ミシュラン 1:29.228（+0.419）
3. 2 アウディ（T.クリステンセン／A.マクニッシュ）R18 e-tron quattro ミシュラン 1:29.457（+0.648）
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7. 15 Oak Racing（B.Baguette／D.Kraihamer／佐藤琢磨）Pescarolo-Honda ダンロップ 1:31.732（+2.923）
▼LMP2クラス
1. 26 Signatech Nissan Oreca03 - Nissan ダンロップ 1:33.525
2. 25 ADR-Delta（J.Martin／T.Graves／中野信治）Oreca03 - Nissan ダンロップ 1:33.655（+0.130）
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7. 29 Gulf Racing Middle East（F.Giroix／井原慶子／J.Deletraz）Lola B12/80
Coupe - Nissan ダンロップ 1:35.864（+2.339）
▼LMGTE Proクラス
2. 51 AF Corse（G.フィジケラ／G.Bruni）Ferrari F458 Italia ミシュラン 1:41.708（+0.330）
▼LMGTE Amクラス
5. 55 JWA-Avila（J. Camathias／小林賢二／P. Daniels）Porsche 911 RSR (997) ピレリ 1:44.310（+0.206）
フリー走行2回目は、この後15時30分から走行が始まる。
