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メルセデスAMGの次の狙いはレッドブル最高技術責任者?

2012年10月12日(金)11:19 am

かつて3度F1タイトルを獲得したことで知られる伝説的な元F1ドライバーであるニキ・ラウダは、メルセデスAMGのために次期コンコルド協定(※)の交渉を行うとともに、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)を同チームに引き抜くなどの働きをしたことで、同チームの非常勤会長のポジションに就任することになっている。

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであり、F1に関する事項についてはチームオーナーのディートリッヒ・マテシッツの右腕として知られるヘルムート・マルコは、そのラウダが早くも次はレッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイの引き抜きにかかろうとしている、と『Bild(ビルト)』紙に次のように語っている。

「ラウダ君はすでにエイドリアン・ニューイとわれわれとの契約があとどれくらいの期間残っているか調べているよ」

『Bild(ビルト)』が伝えるところによれば、F1でも最も尊敬を集めるレーシングカー設計者であり、空力のエキスパートであるニューイは、現在レッドブルで年俸800万ユーロ(約8億円)を稼いでおり、その契約は2014年までとなっているという。

「順守すべき契約が存在しているよ」と主張したマルコは、さらに次のように続けた。

「それに、(ニューイに)いったいメルセデスAMGで何をやらせようっていうんだい? ロス・ブラウン(メルセデスAMG/チーム代表)と、あとほかに3人も技術責任者がいるんだからね。指示するひとが多くなり、まとまりつかなくなるよ」

さらに、マルコはメルセデスAMGが狙っているのはニューイだけではない、と次のように言い切っている。

「彼らはベッテルも欲しがっていたんだ」

(※)コンコルド協定とは、F1チーム、統括団体のFIA(国際自動車連盟)、F1運営会社などで結ばれる協定。F1の商業権や運営方法、利益分配などが規定されており、内容は非公開となっている。

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