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ザウバーとフェラーリに接触していたシューマッハ

2012年10月12日(金)9:32 am

元F1ドライバーのニキ・ラウダは、ミハエル・シューマッハがメルセデスAMGのシートを失うと知らされた後、ザウバーのみならず、フェラーリにまで救いを求めていた、と明かした。

来季からメルセデスAMGの非常勤会長に就任することが決まっているラウダは、シューマッハがメルセデスAMGのシートを失ったのは、「来季以降の決断を下すのに時間をかけすぎたからだ」と主張する。

「メルセデスAMGはその間、シューマッハとの交渉が決裂した場合に備えて代わりのドライバーを探さなければならず、結果としてルイス・ハミルトン(マクラーレン)と契約せざるを得なかった」とラウダは話した。

元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツは、自らが解説者を務めるオーストリアのテレビ局『ORF』に対し、次のように語った。

「これまで、F1内での動きがいかに速く、非情なものであるかを目の当たりにしてきた。ハミルトンが交渉可能だと知ってからのメルセデスAMGの動きはあっという間だった」

ラウダはまた、メルセデスAMGが後任にハミルトンを獲得しようとしていると察したシューマッハが「ザウバーと話をし、フェラーリにも電話を入れた」と明かす。

「しかし、最終的には日本GP前の2日(火)にシューマッハは引退を決意した」とラウダは語った。

では、ハミルトン獲得とシューマッハ引退が同じ時期に決定していたのなら、なぜメルセデスAMGはハミルトン獲得の発表を遅らせなかったのだろうか? シューマッハの引退発表が後だったことから、シューマッハがチームを追い出される印象を与えた感は否めない。

この件について、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは以下のように説明する。

「ルイス(ハミルトン)の加入が決まり次第、すぐさま反応しなければならなかった。というのも、ルイスはマクラーレン側に新しい状況を知ってもらいたかったからね」

「ルイスはマクラーレンと長いから、誠意を持って対応したがっていた。だから決まり次第公にしたのさ」

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