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F1第16戦韓国GPフリー走行1回目、詳細レポート

2012年10月12日(金)12:09 pm

2012年F1第16戦韓国GPが10月12日(金)、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.615km)で開幕。現地時間10時(時差なし)から90分間、フリー走行1回目が行われ、1分39秒280でルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ。気温17℃。路面温度は22℃。先週末の鈴鹿に比べると、いずれのコンディションも低めだ。上空にはいわし雲が広がり、すっかり秋の雰囲気。週末を通じてドライの予報が出ている。

タイヤをF1に独占供給するピレリ(イタリア)は、韓国GPにソフト(プライム:ハード側)とスーパーソフト(オプション:ソフト側)という2種類のドライ用タイヤを持ち込んでいる。

決勝でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が使えるのは第2コーナー立ち上がりの直線区間で、昨年より80メートル延伸している。

リザーブ(控え)の選手が走行できるこのセッション。フォース・インディアは正規ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグに代えてジュール・ビアンキ、ウィリアムズはブルーノ・セナの代わりにバルテリ・ボッタス、ケーターハムはビタリー・ペトロフのマシンにギド・ヴァン・デル・ガルデ、HRTはナレイン・カーティケヤンを休ませてダニ・クロスを乗せている。

午前10時、シグナルがグリーンに変わる。各車はソフトを履いてコースイン、いつものようにインストレーションラップ(1~2周の確認走行)を行い、マシンの調子をチェックする。

開始22分、ようやく実際のコンディションに合わせたマシンが再びコースに姿を現し、まずはボッタスが1周をまとめて1分45秒225をマーク。ジェンソン・バトン(マクラーレン)が、すぐさまこれを上回る1分41秒395を刻んだ。

韓国インターナショナル・サーキットは通称ヨンアムと呼ばれ、前半部分が高速寄り、後半は曲がりくねった中低速コーナーが続くテクニカルなコース。したがって、マシンには適度なバランスが求められる。

開始37分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が全セクターでベストタイムを出し、1分40秒895でトップに浮上。フェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分41秒369でアロンソに続く。

開始41分、アロンソが1分39秒857と、さらにタイムを縮めた。

開始から45分、前半終了時点の順位はアロンソがトップ。2番手には1分41秒048でパストール・マルドナード(ウィリアムズ)。3番手に1分41秒064でミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)。4番手1分41秒265でポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)。5番手はマッサ。6番手1分41秒382でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。以下は、7番手バトン、8番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、9番手小林可夢偉(ザウバー)、10番手ロメ・グロジャン(ロータス)。

セッション後半になると、いよいよセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーのレッドブル勢がコースへ。残り37分、ウェバーが1分34秒0413で2番手、次いでベッテルが1分40秒893で5番手と、いずれも上位に滑りこんできた。これに応えるように、アロンソが1分39秒450でトップタイムを更新。この時点でセッションは34分を残す。

残り30分、ハミルトンが1分39秒475で2番手。同じころ、ピットではウィリアムズがボッタスのマシンからフロア部分を外していた。

残り20分、ここまで2周しか記録していなかったティモ・グロック(マルシャ)が、ステアリングラックの交換を終えてコースへ。1分42秒175を出し、コンストラクターズ選手権(チームランキング)で直接のライバルであるケーターハムのヘイキ・コバライネンのすぐ背後につけた。

残り12分、シューマッハが1分40秒221で自己ベストを更新、6番手に。残り5分、ハミルトンが1分39秒280をたたき出してトップへ。セッション開始から同じタイヤで、20周を回ってのタイムだ。

数々のコースアウトが見られたものの大きな波乱はなく、11時30分にチェッカーが振られる。

トップはハミルトン、以下は2番手1分39秒450アロンソ、3番手1分39秒575ウェバー、4番手1分39秒854マッサ、5番手1分40秒088ベッテル、6番手1分40秒221シューマッハ、7番手1分40秒396ロズベルグ、8番手1分40秒422グロジャン、9番手1分40秒440ディ・レスタ、10番手1分40秒480バトン。可夢偉は1分41秒220で14番手、ペレスは1分41秒514で15番手だった。

午後2時からのフリー走行2回目では、スーパーソフトを履いての走行がみられるはずだ。

【結果】F1第16戦韓国GPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第16戦韓国GPフリー走行1回目の結果

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