メルセデス・ベンツ日本が12日(金)、“スポーツクーペツアラー”という新しいコンセプトを持つ新型モデル「CLS シューティングブレーク」を発売。価格は970万円から1,680万円になっている。
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CLSシューティングブレークは、5人の乗員がくつろげるスペースと大容量のラゲッジルームを備える“スポーツクーペツアラー”という全く新しいカテゴリーを創出するモデル。1960年代、イギリスの貴族が、クーペスタイルの乗用車に余暇を楽しむための道具を収納する広いラゲッジスペースを設定した車両を“シューティングブレーク”と呼んだことに由来して名付けられた。
71個のLEDを使用したLEDハイパフォーマンスヘッドライトと大型のスリーポインテッドスターを中央に配したラジエーターグリルが特徴的なフロントデザインを採用。リアとサイドは、クーペのような流線型のデザインになっている。
シートやインテリアトリムをはじめとする随所に最高級の素材をぜいたくに使用し、エクスクルーシブな空間を演出。後席には開放感あふれる快適な室内空間を実現した。後席左右とテールゲートには、プライバシーガラスが標準装備。ラゲッジルームには最大積載量1,550リッターの大容量のスペースを確保している。また、全モデルにオプション設定されている「designoウッドフロア(EASY-PACKフィックスキット付)」は、クルーザーのデッキのようなラグジュアリーな空間を演出する。
CLS 350 ブルーエフィシエンシー・シューティングブレークに搭載される最新世代3.5リッターV6直噴ガソリンエンジンは、最高出力225kW(306PS)、最大トルク370Nmを3,500~5,250rpmで発生しゆとりある動力性能を発揮。CLS 550 4マチック ブルーエフィシエンシー・ シューティングブレークに搭載される4.7リッターV8直噴ツインターボエンジンは、高圧縮比に加えて綿密な燃料噴射を行う先進のピエゾインジェクターを搭載し、マルチスパーク・イグニッション、ツインターボチャージャーなど最先端技術を採用することによって、従来の5.5リッターエンジンより大幅なダウンサイジングを図り、パフォーマンスと環境性能を両立させている。7速オートマチックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」が組み合わされる。
CLS 550 4マチック・ブルーエフィシエンシー・シューティングブレークには、CLSクラスで初めてとなるフルタイム四輪駆動システム「4マチック」を設定。エンジントルクを前輪45%:後輪55%の比率で配分し、安定した駆動力と挙動を保つ4ESPR(4エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)と連動して、グリップの悪い路面状況や雪道等でのさまざまな路面状況でも優れた運動性能と操縦安定性、快適性を発揮する。
CLS 350 ブルーエフィシエンシー・シューティングブレーク には、電子制御のセルフレベリング機構を備えたリアエアサスペンションを標準装備。乗車人数や積載量を問わず一定の車高を維持し、上質な乗り心地と安定した走行性能を達成する。CLS 550 4マチック・ブルーエフィシエンシー・ シューティングブレークには、走行状況をセンサーで検知し、ばね定数、減衰力、車高を自動的に調整する電子制御式のAIRマティックサスペンションを採用し、路面状況にかかわらず優れた運動性能と操縦安定性、快適性を発揮する。
5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを用いて前方や左右後方の車両など障害物との距離や相対速度を測定し、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する最新の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を全モデルに標準装備。レーダーセンサーにより前方の危険を感知し、衝突回避をサポートするBAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラスやPRE-SAFERブレーキ、ブレーキやアクセルを自動制御して、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」などの採用で安全性および快適性を大幅に向上している。
CLS 350 ブルーエフィシエンシー・シューティングブレーク
エンジン:3.5L V6直噴
駆動:FR
ステアリング:右
価格:970万円
CLS 550 4マチック・ブルーエフィシエンシー・シューティングブレーク
エンジン:4.7L V8直噴ツインターボ
駆動:4WD
ステアリング:左
価格:1,240万円
CLS 63 AMGシューティングブレーク
エンジン:5.5L V8直噴ツインターボ
駆動:FR
ステアリング:左
価格:1,600万円