NEXT...F1開催スケジュール

グロジャン「確かにまだ改善の必要な部分がある」

2012年10月11日(木)1:08 am

ロータスのロメ・グロジャンが、韓国インターナショナル・サーキットで行われる韓国GP(10月14日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:最初に、鈴鹿ではどうしてうまくいかなかったんでしょうか。

グロジャン:シンガポール以降、スタートはすごく慎重にいくようにしていたんだ。だからよけい、日本で事故にかかわってしまってくやしいよ。1コーナーに入っていく時は、左側のセルジオ(ペレス/ザウバー)を見て、接触しないように気をつけていた。コーナーのブレーキングで僕とマーク(ウェバー/レッドブル)にあれほど速度差があるとは思っていなくて、接触して、それで終わり。ばかばかしいミスだった。マーク(ウェバー)がレース後に会いにきたけれど、当然いい顔はしていなかった。でも謝ったよ。お互いこれで前に進むしかない。チームともう1度状況をよく確認してみたんだ。確かに、まだ改善の必要な部分がある。今後のレースでは、当然そこに集中していくよ。

Q:レースの終了直前でリタイアしましたね。トラブルがあったんですか。

グロジャン:タイヤ交換をしてから、最後まで長く走り切ろうとしていたけれど、タイヤのパフォーマンスがものすごく落ちてしまったんだ。ポイント圏内からもずっと離れていたから、レースの終盤にもう1回ピットストップをするのは、戦略的にも安全面でも意味がなかった。だから、リタイアする以外、賢明な選択はなかったんだ。

Q:この週末の明るい側面は何でしょうか。

グロジャン:予選は間違いなく一番良かった点だ。それと、チーム一丸となってクルマのセットアップを最適なものにできたことだね。週末が始まった時点では、望ましい状態ではなかったんだ。予選では、楽にQ3に進出することができて、クルマにはグリッドの上位に上がれるほどのペースがあった。一番満足感を感じたのは、僕とエンジニアとで週末通してクルマからさらにいいパフォーマンスを引き出せたことだよ。

Q:今度のコースは、2つの違う性格を持っている感じですね。3本の長いストレートがある部分と、急なコーナーの多い曲がりくねった部分とがあります。クルマのセットアップは難しくなりますか。

グロジャン:ほかのたいていのサーキットと同じだよ。僕たちの得意なコーナーもあれば、それほど強くないコーナーもあるかもしれない。自分たちの強みも弱点も分かっているんだ。韓国では、そこを改善できるといいね。それからシーズン最後までにね。

Q:セットアップでそういった妥協をせざるを得ないとき、ドライバーとしてはどう対処するんでしょうか。

グロジャン:妥協が常に最良の策とは限らない。グリッドにつく全員それぞれに、ドライビングの好みがある。例えば高速ですごく軽いクルマを好む人もいるかもしれない。だから、自分のスタイルにあった一番の解決策を見つけられるよう努力する必要があるんだ。そういう点で、たいてい僕たちはかなりうまく適応することができる。今回もまた面白い挑戦になりそうだね。

Q:韓国という国についてどう思いますか。

グロジャン:去年行ったとき、ソウルはとても良かったよ。アジアの文化にヨーロッパの味わいがちょっと加わって魅力的な組み合わせになっている。サーキットがあるのはかなり離れた場所で、韓国の中でもソウルとはまったく違う地域だ。ほかのたいていのグランプリとは、確かに全然違う経験だよ。コースは挑戦しがいがありそうだし、新しいF1ファンの前でレースができるのも最高だよ。

Q:新しい国に行ったり新しいファンと出会ったりするのは好きですか。

グロジャン:好きだよ。旅をするのも、新しいファンと会うのも好きだ。僕たちは日本を出たばかりだけれど、日本のファンはすごく熱心だ。大勢で寄せ書きをした旗までくれた。すごく素敵だよね。韓国では、F1はまだ始まったばかりだ。だからこのスポーツが成長して、新たにファンになった人たちと会えるのは素晴らしいことだよ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック