マルシャのティモ・グロックは、鈴鹿サーキットで行われた日本GP決勝を18番手からスタートし、16位になった。
ティモ・グロック
「今日はいいレースができたと言えてうれしいよ。スタートでたくさんのクルマがコースを横切っているのを見たときはショックだったよ。ヘイキ(コバライネン/ケーターハム)はそこからうまく抜け出したんだけど、僕は彼の真後ろにいたんだ。そして彼をS字のところで追い抜くことができた」
「僕は11番手に上がったけれど、そのポジションをそれほど長くキープできないってことはわかっていたよ。僕は最後のコーナーを抜けてからの加速力がないことに苦しんでいたし、彼らにはKERS(運動エネルギー回生システム)があるけど、僕らは持っていないからね。コバライネンには抜かれてしまい、その後も同じ場所でいくつも順位を落としていったよ。KERSを持っているクルマは第1コーナーからS字コーナーに向かうところで1周あたりコンマ3秒か4秒稼げるから、それで僕を抜くことができてしまうんだ。僕たちはいいペースで走れていたし、一貫性もあったんだけどね」
「クルマに対するタイヤの挙動はとてもよかったし、かなり長くコース上にとどまっていられたよ。最初のピットストップはすごくよかった。今日のレースでは4番目に速かったんだ。チームの仲間たちがすごくいい仕事をしてくれた。いつもすごく一生懸命に頑張ってくれたおかげだ。プライムタイヤ(ハードタイヤ)ではいいペースで走ることができたし、うまくいっていた。でも最後のピットストップで僕がグリップの判断を誤ってしまって少し時間がかかってしまったんだ。僕のミスだし、申し訳なく思う」
「その後僕はコバライネンとの差を縮めることができたから、戦略がうまくはまったね。ある時点では4秒差まで近づいたんだけど、ブルーフラッグ(周回遅れとなるクルマに対し、道を譲るよう指示するために振られる青旗)のせいでまた差が開いてしまったよ。それでも最終的に8秒しか遅れていなかったのはかなりいい結果だよ! 満足していいと思うよ」
「僕たちはよく戦ったし、クルマも運転していてとても楽しかった。また一貫性のあるクルマにできたことは素晴らしいね。レースではさらにいいペースで走り続けたいし、そのためには全体的なパフォーマンスを上げるために頑張り続けないとね。そしてシーズン終盤をとても前向きなものにしてゆきたい」