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小林可夢偉「まだ実感がない、鈴鹿で初の表彰台を獲得した!」

2012年10月07日(日)19:25 pm

ザウバーの小林可夢偉は、鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP決勝を3番手からスタートすると、スタート直後には2番手に浮上。その後、ピットストップのタイミングでフェリペ・マッサ(フェラーリ)に2番手に座を奪われたが、レース終盤には2009年のF1王者ジェンソン・バトン(マクラーレン)と表彰台争いを繰り広げた。しかし、最終的に可夢偉がバトンを振り切って3位に入り、自身初の表彰台を母国の鈴鹿で決めた。

【写真ギャラリー】可夢偉、3位表彰台でトロフィーを掲げる

日本人としては2004年アメリカGPの佐藤琢磨以来3人目、日本GPで日本人が表彰台を獲得するのは1990年の鈴木亜久里以来、22年ぶりのことだった。

小林可夢偉
「まだ実感がありません。信じられないですね。鈴鹿で初の表彰台を獲得したんですよ! 素晴らしいレースになりました。金曜にはペースが遅かったので、この結果を得るために懸命な作業を続けてきました。でも、ザウバーF1チームが素晴らしい働きでばん回してくれました」

「3番手スタートだったのも助かりましたね。レースに向けては、金曜のロングラン(一度に多くの周回を走ること)で自信を深めていました。チームは今年、素晴らしいクルマを造ってくれたんです。チームメートが表彰台を獲得したことでもそれが証明されていますね。僕の方も何度も表彰台間近になりましたが、運に見放されていたんです。ようやく達成したのは、僕にとってとても大きな意味のあることです。今後は、いろいろなことが楽になるでしょうね」

「最後のピットストップからゴールまでは、長い周回を走ることになりました。ジェンソンの方が、僕より後から新品タイヤへ交換していたんです。終盤、僕のリアタイヤはかなり悪い状態になっていて、オーバーステア(クルマが曲がりすぎてスピンしやすい状態)になっていました。でも、表彰台を逃さないため、攻める必要がありました」

「最終ラップになってようやく、彼を抑えきれると思えました。追い抜きに最適なストレートを通過していましたからね。そして、ファンの皆さんが手を振っているのが見えたんです。僕にとってとても大きな意味のあるものでしたし、日本のファンの皆さんに感謝したいです」

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