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F1第15戦日本GPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年10月05日(金)16:09 pm

2012年F1第15戦日本GPが10月5日(金)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で開幕。14時から90分間、フリー走行2回目が行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップになった。

【写真ギャラリー】フリー2開始直後、シューマッハがガレージ裏に

セッション開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は39℃。セッション開始と同時に各車がコースイン。開始5分を経過したところでポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がスプーンの入り口で曲がりきれず、タイヤバリアにクラッシュ。この車両を撤去するためにセッションは開始早々に赤旗中断となる。ディ・レスタのクルマはフロントウイングやサスペンションにかなりのダメージを負っているが、ディ・レスタにけがはない模様。

残り時間が1時間18分となったところでセッションが再開。各チームのマシンが再びコースに飛び出してゆく。どのクルマもまずはシルバーのラインが入ったハードタイヤを装着している。セッション再開早々にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が午前中のフリー走行1回目でジェンソン・バトン(マクラーレン)がマークしたトップタイムを約コンマ2秒縮める1分34秒287を記録してまずはトップに立つ。一方キミ・ライコネン(ロータス)のクルマはKERS(運動エネルギー回生システム)にトラブルが発生しているようだ。ライコネンはピットに戻り、いったんクルマを降りてしまう。小林可夢偉(ザウバー)はダンロップコーナーで大きくコースアウト。辛うじてクラッシュは避けられたものの、やはりいったんクルマをピットに戻す。

開始約30分が経過した時点で、1分34秒150を記録したジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップ。2番手にマーク・ウェバー(レッドブル)、3番手にロメ・グロジャン(ロータス)がつけている。この段階で、メルセデスAMGの2台のみがまだタイム計測を行っていない。一方、ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)はイエローのラインが施されたソフトタイヤを装着してコースに出てゆく。

開始約40分にさしかかろうとする時点でトップには1分33秒961をマークしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が立っている。ここでソフトタイヤに履き替えた可夢偉がやはり33秒台に入れ、2番手につけた。このころから、ほとんどのチームがソフトタイヤを装着し、その感触を確かめ始めている。ここで昨日引退を発表したミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)もコースに出てきた。

セッションの折り返し点となる開始約45分の段階でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)も初めてコースイン。どうやらロズベルグはフリー走行1回目で油圧の問題が発生したことにより、新しいエンジンに交換していたようだ。とりあえずクルマの状況をチェックするためのインストレーションラップのみで再びピットへ戻ってゆく。一方、ロータスのガレージではライコネンのクルマの修理が懸命に続けられている。モニターにはKERSのバッテリーを取り外している光景が映し出される。かなり長丁場の作業となりそうだ。

開始約60分、トップには1分32秒493を記録したウェバー。2番手にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手にベッテルがつけている。このあたりから、再びハードタイヤを装着してロングラン(決勝を想定し、1度に多くの周回を行うこと)に取り組むドライバーも出てきている。

開始約70分、少しずつ陽が傾き始めるに従い、気温は26℃、路面温度も34℃に下がってきている。ほとんどのドライバーがロングランでのデータ取りを行っているようで、タイム的にはあまり変動がみられない。各チームとも淡々と周回を続けてゆく。

開始約75分、シューマッハが、ディ・レスタがクラッシュしたのとほぼ同じ場所でクラッシュ。ディ・レスタ同様、スプーンカーブに差し掛かるところでわずかにタイヤをコース外のダートに落としてしまったことで一気にコントロールを失ったようだ。今回はセッションの残り時間も少ないためか、赤旗は振られず、そのままセッションが継続される。

残り約10分となったところで、ライコネンが再びクルマに乗り込み、なんとか修理を終えたクルマにソフトタイヤを装着してコースに出てゆく。燃料を多めに積んでロングランを行うクルマが多い中、軽めのクルマでコースインしたとみられるライコネンが他車にぶつかりそうになる光景がモニターに映し出されている。

このままセッションは終了時刻を迎えるが、その直後にビタリー・ペトロフ(ケーターハム)が第1コーナーで大きくコースアウトしクルマを止めてしまう。どうやらストレートでリアウイングがはずれるというトラブルが発生したようだ。

結局、終盤の30分間では上位の順位に大きな変動もなく、ウェバーがトップのままでフリー走行2回目が終了。ホームレースでの活躍に期待がかかる小林可夢偉は1分33秒983を記録して13番手。チームメートのセルジオ・ペレスは1分33秒903で12番手だった。

【結果】F1第15戦日本GPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1日本GPフリー走行2回目の結果

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