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F1第15戦日本GPフリー走行1回目、詳細レポート

2012年10月05日(金)12:11 pm

2012年F1第15戦日本GPが10月5日(金)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で開幕。10時から90分間、フリー走行1回目が行われ、1分34秒507でジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップになった。

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セッション開始時の天候は晴れ。気温25℃。路面温度は28℃。初日にも関わらず、各スタンドには多くの観客がつめかけている。

2012年シーズンは、残すところ6戦。どのチームも、最終戦ブラジルGP(11月25日決勝)まで厳しいバトルが続く。日本GPの舞台である鈴鹿サーキットは、極めて高いレベルのハンドリングがマシンに求められる、攻略が難しいコース。今日のフリー走行では、早くセッティングを見きわめたいところだ。

昨年からF1にタイヤを独占供給するピレリは、ハード(プライム:ハード側)とソフト(オプション:ソフト側)のドライ用コンパウンドを持ち込んでいる。気になる3日間の天気については、今のところ雨の心配はなさそう。

7日(日)の決勝でDRS(可変リアウイング)を使えるのはメインストレートの1カ所だが、距離は昨年より20メートル短縮されている。

第14戦シンガポールGPでルイス・ハミルトンのマシンに駆動系トラブルが発生したマクラーレン。2位に入賞したジェンソン・バトンにも同じ症状が認められ、チームは規定外のギアボックス交換を両車に行った。そのためレースを完走したバトンは、日本GPで5グリッド降格が決まっている。

正規ドライバーに代わって控え選手の走行が認められるFP1(フリー走行1回目)。このセッションに出場したのは、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)とギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)の2人。いずれも鈴鹿は初出走だ。

ピットレーン出口の信号が青に変わると、各ドライバーは三々五々、マシンの組みあがりをチェックするインストレーション・ラップに出ていく。この時点では誰も1周の計測ラップを刻まず、手の内を見せようとしない。

最初にラップをまとめたのはハミルトンだった。セッション開始23分後に1分37秒435、次いで1分34秒910を記録した。

まともにタイムが出始めたのは、開始30分以上が過ぎてから。もっとも、フェリペ・マッサ(フェラーリ)やマーク・ウェバー(レッドブル)、ロメ・グロジャン(ロータス)あたりは各所で姿勢を乱す。まだまだ調整が必要だ。

セッション折り返し点となる開始45分の直前、ウェバーが1分34秒856を出してトップに立つ。マシンによっては数周の連続走行も見られ始めた。ウェバーとハミルトンに続く3番手はニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。さらに小林可夢偉(ザウバー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)らが1分34秒台から35秒台前半のタイムをマークしている。

残り33分、バトンが1分34秒507でトップに浮上。同時に、無線でピットに低速コーナーのブレーキングが不安定との報告を行っている。

開始から1時間、セッション残り30分を切ると路面温度は35℃まで上昇。少しずつだが、各車の走りが安定してきた感じだ。最速タイムは相変わらずバトン。コンマ2秒差でハミルトンが2番手。ウェバー3番手、ロズベルグ4番手、可夢偉5番手。ここにシューマッハが割って入り、可夢偉は6番手に後退だ。

残り5分で数台を除き、ほぼ全車がコースへ。終了直前、ロズベルグがスロー走行からS字でストップ。黄旗が振られたため、もはやタイム向上は望めない。

このまま90分の走行は終わり、1分34秒507でバトンがトップを保持。2番手は1分34秒740でハミルトン。3番手に1分34秒856でウェバー。4番手は1分35秒059でロズベルグ。5番手は1分35秒122でシューマッハ。6番手、1分35秒199で可夢偉。7番手には1分35秒283でマッサ。8番手は1分35秒299でポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)。9番手1分35秒474でヒュルケンベルグ。10番手は1分35秒478でマルドナードだった。その後は、アロンソ、ペレス、ライコネン、グロジャンが続いた。

セッションを通じて、各車ともハードタイヤで走行。FP2(フリー走行2回目)に向けては、いかにリア部分を収束させるかが課題。さらには、ソフトタイヤとの比較が行われる。

【結果】F1第15戦日本GPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
日本GP開幕! バトンがトップで可夢偉は6番手=F1フリー走行1回目の結果

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