NEXT...F1開催スケジュール

曙ブレーキ、マクラーレンとの契約を延長

2012年10月04日(木)17:32 pm

日本のブレーキメーカーである曙ブレーキが4日(木)、F1チームのマクラーレンとのテクニカルパートナーシップ契約を延長したことを発表した。

曙ブレーキは2007年からマクラーレンと協力関係を結び、ブレーキパーツの供給や技術開発を重ねてきた。F1ブレーキの開発で培われた経験や技術は、曙ブレーキの高性能ブレーキの素材・構造・表面処理の研究に活用されている。

曙ブレーキとの協力関係を結んで以来、マクラーレンは32回の優勝、28回のポールポジション、154回のポイント獲得を記録し、2008年にはルイス・ハミルトンがタイトルを獲得。また、マクラーレンのMP4-12C GT3レースカー専用のブレーキキャリパーとブレーキパッドも曙ブレーキが開発・提供している。

曙ブレーキの代表取締役社長、信元久隆氏は次のように述べた。

「世界最高のブレーキメーカーを目指すわれわれにとって、次のステージに上がる誇るべき歴史的な瞬間です。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとわれわれのパートナーシップ以前には、アジア製のブレーキシステムがF1の表彰台に立ったことはありませんでしたが、われわれは32回もの優勝を経験しました。さらに、マクラーレンのMP4-12C GT3専用にわれわれのブレーキキャリパーとブレーキパッドが採用されたことを誇りに思います。われわれはこれからもブレーキエキスパートとして新しい技術開発を挑戦し続けます」

また、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、こう語っている。

「akebonoのエンジニアは世界最高峰レベルへの挑戦にとどまらず、2007年のパートナーシップ開始以降、われわれをグランプリでの優勝に30回以上も導いてくれました。ブレーキ技術に対するakebonoのたゆまない精錬と改善は、ラップタイムとして成果が出ています。そしてその成果は、彼らの勤勉さ、姿勢、そして努力を証明しています。われわれは確信をもってakebonoをGTプログラムの独占的なブレーキサプライヤーとして指名しました。それはF1における彼らの信念に裏付けられた素晴らしいパートナーシップがあったからです」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック