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元F1王者ラウダ、メルセデスAMGでの役割は?

2012年10月03日(水)11:23 am

メルセデスAMGにおける立ち位置を巡っては「決して妥協しない」。メルセデスAMGの非常勤会長に就任したニキ・ラウダが強調した。

今回発表されたラウダのメルセデスAMG入りについては、10年前のジャガー・レーシングにおける出来事を思い起こす者もいるようだ。

2001年、ジャガー・レーシングのチーム代表に就任したボビー・レイホール。しかしラウダとの対立や有名エンジニアの引き抜き失敗などから、わずか1年でその座から引きずり降ろされてしまったという経緯がある。

この前例を踏まえて、現在メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウン、そしてメルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグ、この2人は自身の今後を案じているのだろうか?

オーストリアの『Osterreich(エスターライヒ)』紙の取材に対して、ラウダは以下のように語った。

「妥協はしないよ」

「力を合わせることで、来シーズンのメルセデスAMGは(他チームと同等に)戦えるようになると信じている」

「私はエンジニアではないからね。私の役割は、適切な人間が適切なポジションで働いているかどうかをきちんと確かめるものだ。それと同時に、なぜ今年はそれがうまく機能しなかったのかを見極めなくてはいけない」

またブラウンの後任者として「チームの実権を握る」準備もできているとの意気込みを見せたラウダであるが、ドイツ紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』に対してはこう語っている。

「(今後も)チーム代表はロス・ブラウンだ。彼はマシンとチーム双方の発展の全責任者を負っている」

「イギリスに本拠地を置くレーシング・チームと、ドイツ国籍の企業、この両者の橋渡し役になれればと思っている」

ラウダは現在ドイツのテレビ局『RTL』の解説者として活躍していることから、メルセデスAMGの非常勤会長に就任したとは言っても、グランプリ中にチームへ指示を出すことはほとんどないと見られている。

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